全国「ネタ列車」乗車報告 #076
Train Reports #076

 鉄 道 会 社  列  車  名  乗 車 区 間  乗車年月
JR西日本 瀬戸内マリンビュー 三原→広島
2019/03
風光明媚な呉線を走る「瀬戸内マリンビュー」の旅。…前年夏の豪雨災害で中止になった分のリベンジとなりました。 




2019年3月山陽地方の乗り鉄旅の続きです。
岡山〜尾道
「ラ・マルしまなみ」に乗った後、普通電車三原へ移動。
続いて「瀬戸内マリンビュー」に乗り継ぎます。

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そんな感じで去年の夏振りになる三原駅に到着。

三原「たこの町」なので、構内に神社まで作られています。
たこオクトパス置くとパス」って事で、たこの置物受験のお守り
にするネタはカナリ前からありますでしょ。

…前回に来た時、コンコースにあった無駄にリアル「瀬戸内マリン
ビュー」の顔出し看板
は何故か見当たりませんでした。

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後で詳しくやりますが「瀬戸内マリンビュー」自由席なら自由に乗れる
(当たり前か)快速列車なので、軽い感じで電光掲示板に出ています。

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先発する227系普通列車が出た後、お目当て瀬戸内マリンビュー
岡山方向から入線してきました。

やはり前面に取り付けられた船のオールと浮き輪目立ちますね。
本物なのか否か?…が気になる所ですが、サイズからして本物?

…先日の社員旅行社長は「船のやつもうナイんでしょ?」とか適当
を言ってましたが、まだまだ走っております

アレは内輪だけの場だったからイイですが、ちゃんと調べずに軽率な
発言をするから叩かれるんですよ。気を付けた方がイイぞ。

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車両はキハ472両編成で、番号は70017002
…続き番号の70037004「みすゞ潮彩号」…現「○○のはなし」か。


銘板にある平成6年の改造体質改善と一部座席をロングシート化
したときの物で、その後「瀬戸内マリンビュー」になったのが平成17年
という事ですな。

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2両編成のうち、三原方2号車自由席車なので座席は通常のと
同じセミクロスシートですが、車端部ディスプレイ海側の窓割り
などはソレらしく改造されています。

呉線東側三原〜広本数が少ないので、一般的な快速列車
として使う地元の人も多いんでしょう。
そして1号車指定席車両です。…一気に雰囲気が変わりますね。

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元々が「船をイメージした車両」なんですよね。
ドア上にある案内地図も、レトロな海図風のデザインになっています。

大久野島消される事なく載ってるようですな(当たり前)。

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三原から広島に向かう場合、進行方向の左側海側になります。
そっち側が窓大きく取ったボックス席になっており、反対側(右側)
山を背にしてL字型のソファーが並ぶ席です。

…何れにも大きなテーブルがあるので、飲み食いには困りませんね。

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ソファーカナリ柔らかく沈む?ってぐらいの座り心地です。
しかしどちらのサイドにも荷物棚がナイのが難点。手荷物はドア横の
スペースに置く必要があります。

折角なら海側を取りたい所でしたが、今回は急な予定変更10時打ち
出来ず山側の席になってしまいました。

三原始発の時点では双方に空席がありますが、検札に来た車掌さん
に訊いたら「今日は満席」との事。途中からの乗車があるんでしょう。

ボックス席に座ってるクセにカーテン全閉めで寝てたバカカップルは、
ココが指定席だと知らなかったようで、隣の2号車追い払われて
ましたね。…どうも変だと思ってたんですよ。てか変だと思え

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指定席・自由席とも車端部カウンタースペースになっており、ココは
座席定員含まれないフリースペースのようです(画像は2号車)。

先程のバカカップルはソノ後、自由席のココに移動してました。
テーブルがあるだけでも有り難く思え。って言いたい気分ですわな。

そんな感じで「瀬戸内マリンビュー」は、呉線西へ向かって走ります。

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やはり…ソレも少しレトロな感じのをイメージした列車らしく、羅針盤
があったり、天井の照明などもソレらしいものが使われています。

照明感じがイイのは結構ですがトンネル通過時などは、やはり暗い
夜間に走る事想定してナイのかも知れませんね。

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三原市街を抜けると、程なくして車窓の左瀬戸内海が広がります。

大久野島へ行った時豪雨災害の影響で呉線不通だったから、
平行する道路を路線バスで移動したのを覚えてます。
約8か月ぶり再訪ですが、今回はイイお天気になりましたね。

ここらで駅弁1食目「国産あなごと牛しぐれ煮弁当」は、社員旅行
の時にピカチュウ親方が食ってたのが美味そうだったので、岡山駅
買ってきました。

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約20分で、大久野島への最寄駅である忠海に到着です。…やはり
列車だと早いですね。路線バスでは倍ぐらい掛かった感じです。

日曜日の事であり、午後のイイ時間なので大久野島の観光終えた
人たち結構乗ってきます。…こう言う使い方もアリなんですな。

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観光列車なので景色のイイ所徐行運転をしてるようにも見えるの
ですが、特に見所でも無さそう単なるカーブ数十メートルの距離
を徐行するケースもあるワケでして…

コレは恐らく水害から復旧したものの、路盤が固まりきってナイとか、
そんな理由なのかも知れません。…見分けが付かないんですよ。

アテンダントさん等乗車がなく車掌さんが時々景色についての
案内を行う程度なのでよく分からないのは難点放置状態でした。

ともあれ次は竹原に停車。…ココも古い町並みなどを散策出来る所
なので観光帰りのお客が乗って、指定席満席になりました。

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車内のフリースペースには、記念写真用のプレートが準備されて
おります。…アテンダントさん居ないので、セルフサービスですね。

元は日付けの数字が差し込めるようになってた物だと思われますが、
ソレとて手間なのか単に「乗車記念」とだけ書いてありましたわ。

駅弁の2食目は、その三原駅で買ってきた「浮城弁当」。…いわゆる
幕の内弁当です。たこ飯系もそろそろ一周回ったと思いますので。

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列車は仁方運転停車。かつてココは愛媛県の堀江とを結ぶ、国鉄
仁堀航路という鉄道連絡船が出てた所でしたっけね。

なかなか発車しないので運転席のスタフを覗きに行くと、ココで
20分停まるダイヤになってました。どうやら交換待ちのようです。
運転停車だからドアは開かずヒマと言えばヒマですな。

次の呉線では結構な主要駅であり、あと数分走ればソコに着く
状況なのに、逃げ切る事は出来なかったんですかね?

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ようやく反対方向からの列車が来て発車。続いて広に到着です。

観光客ソレでいいんですが、純粋に快速列車だと思って乗った
地元の人にしてみれば、さぞイライラする状況かも知れません。
この辺りが臨時列車の面白い所なんですがね。

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続いてに到着。…言わずと知れた旧海軍の要衝だった土地ですが、
乗り鉄ばかり降りて観光した事のナイ所です。…いつか戦艦大和の
ミュージアムぐらいは見に行きたいと思ってるんですがね。

この辺まで来ると呉線も、広島近郊の通勤路線になるんでしょう。
日曜の午後とは言え、自由席立ち客も出る混雑になってきました。

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そしてを出ると、広島まで途中駅には一切停まらないという強引な
ダイヤになってますね。…恐らくココは元から本数の多い区間であり、
通常の快速列車として補完する意味ソレほどナイのでしょう。

同区間の定期快速列車より停車駅は少ないですが、運転停車が多い
ので所要時間ソレほど変わらない感じになってます。

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段々と陽が傾いてきましたが、ココから先の区間でも海がキレイに
見える所があります。…呉市の対岸江田島になるのかな?

指定席車満席なんですが、空いたボックス席に入り替わりで入った
のが、町金ホスト崩れみたいなチャラいおっさん(私と同世代?)と、
「ママ」と呼ばれてる女(どう見ても年上&不細工×2名のグループ。

デカい声の広島弁だし、チューハイ酔っ払って向かいの外人客
変な英語フレンドリーに喋りかけてるし…喧しくて困りました

今まで観光列車にも色々と乗りましたが、このパターン初めてかな。
…やはりグリーン車(又は特急列車)にして、バカ相手ハードルを
上げる
事は必要かなと思います。

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そんな車内もまぁ最終区間だっただけマシかな。…という所で、海田市
から山陽本線に入って広島に到着しました。

つくづく思うのは、「瀬戸内マリンビュー」全区間が直流電化なのに
何でキハ47でやってるのか?という問題です。
2両編成で使える余剰車両コレしか無かったって事なんでしょうか?

中国〜山陰観光列車は比較的ラクに行けるので「乗り潰し」も段々と
埋まってきました。…中国地方駅ノートに関しても個性豊かな駅
揃ってますので、今後も「また岡山か」続きそうな予感ですよ。




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