…2017年7月の事。事ある毎に続けていた猫ヨシヨシの旅も、そろそろ
頭打ちと言うか、僅かな情報を元に訪問した所が悉く空振りという状況
が続いておりましたので、頭数は少ないけど確実な所。…という事で
和歌山電鉄の2駅、伊太祈曽駅と貴志駅に勤務する猫駅長に会いに
行く事になりました。
という事で和歌山駅から同社の貴志川線、「たま電車」に乗り、まずは 伊太祈曽から訪問するワケですが…。
伊太祈曽駅は路線のほぼ真ん中にあって、ココに車庫と同社の本社
も置かれています。
…車庫には今日お休みの電車が停まってますが、全部で6編成ある
うちの4編成が何がしかのラッピング改造車なんですよ。
だから逆に元の南海オリジナルの方がレアになってしまいました。
貴志方向から上り電車がやってきました。全ての列車はココで上下交換
するダイヤになってるそうですよ。
車両は最新ラッピングの「うめ星電車」だそうで、紀州名産の梅と、
三戸岡つながりと言うのか「ななつ星」のパロデイでもあるらしいです。
…「たま電車」の白と並んで、無駄におメデタい雰囲気になりましたね。
構内踏切を渡って駅舎に行くと仮設の売店があって、お菓子などを
売ってます。…後で何か買わせて頂く事にして…猫です猫!
貴志川線の日中の運転間隔は概ね30分に1本程度なので、最低ソレ
だけの時間を猫ヨシヨシに充てられるという事で…ぁ、また人形か。
…昭和の風情が残る味のある木造駅舎ではありますが、今日の目当て
は駅でなく猫!現在、同社に2匹居る猫駅長に会いに来たのたですよ。
初代のたま駅長が亡くなってから、元はココの駅長(見習い)であった
ニタマが 貴志駅の駅長に昇格し、伊太祈曽には新たによんたま駅長
(見習い)が 勤務するようになったらしいです。
それぞれに勤務日と公休日が曜日で決まっており、同社のサイトでも
確認出来るのですが、2匹揃うのが土・日・火となります。
…何事も比較的空くであろう平日に行きたい私なのですが、火曜日で
休める所が暫くナイので、7月2日の日曜日になったんですがね。
では早速ご挨拶…。と思ったけど、めっちゃ寝てるな。
添えてある説明によると、よんたまはソノ名の通り4代目。2016年生まれ
とありますから、まだまだ若手なんでしょう。
系統として、たま・ニタマ・SUNたまたま…から続いてる事になりますが、
それぞれに血の繋がりはナイようです。
しかし、もう少し名前(のたま表記)に統一性を持たせたらイイのに。
貴志駅に猫の駅長(初代たま)が居るという事が話題になり始めた頃
だと、ホームを適当にウロウロしてたりベンチで昼寝してたり…カナリ
自由かつ直接的だったらしいのですが、現在は見物人が増えすぎて
両駅とも猫用の「駅長室」なるモノが作られ、ソノ中に居るんですよ。
伊太祈曽駅の猫駅長室はタテ長と言うか…猫タワーがあって更に上部
にサーキュレーターを配置して換気を行う構造でした。
…恐らく以前は、生け花とかを飾ってたケースだったと思われます。
…しかし起きないねぇ。少しだけ体勢が変わって、顔が見えるようには
なりましたが。まぁ猫ってのは、そういう生き物だから仕方ありません。
画像には入らないようにしましたが、やはり日曜なので見物人が多く、
中国人の団体には辟易としました。…ガラス叩くなというのに叩くし。
ともあれよんたま駅長の反応が薄いので、先に駅の紹介を済ませて
しまいましょう。
恐らくは大正時代の開業時から使われている木造の駅舎です。
和歌山電鉄に移管後は、同社の本社もココに置かれており、年季の
入った看板がありました。
…そして鬱陶しいので撮ってナイのですが、一時的に中国人観光客で
溢れてました。駅の裏手にパーク&ライドの駐車場があり、貴志駅から
電車で来て、バスはソコへ回送する「片道だけの体験乗車」をココでも
やってるらしいのです。
貴志〜伊太祈曽の片道が310円。バス1台で50人として15,500円か。
同社にすれば大きな売り上げなのかも知れませんが、ぱーぱーと
ウルサくてかなわん。ガラス叩くな!
初代たまは死後も人気が高いのか、電車の顔出し看板の中に居ました。
2代目のニタマは現在、貴志駅に異動してるのですが、2013年に
和歌山市の観光大使を拝命したようで、ソノ任命書が残っています。
…「アゼリニャ」って何やねん?
人間の女性が務める和歌山市の観光大使が「アゼリア」という名称
なので(花のアゼリヤが由来か?)ソコから来てるようです。
参考→http://www.wakayamakanko.com/topics/?p=5822
和歌山電鉄の猫駅長も一貫して「三毛の女の子」と決まってるからね。
駅なので当然に出札窓口がありますが、普通乗車券は売られておらず
(基本的には車内清算)、猫グッズの販売窓口と化しております。
…何点か買いましたので、後でご紹介しましょう。
そろそろ次の列車が来るのですが、よんたまは起きませんね。
辛うじて寝返りを打ったようで、向きが変わって猫耳だけ見えてます。
待っててもキリがないので、時間があれば後で戻ってくる事にして次は
終点の貴志駅に向かいます。
改札内の仮設売店で何点かのお菓子を買い、おやつとして頂きました。
箱でも売ってますが嵩張るので断念。次はニタマ駅長ですよ。
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