鉄道車両の体験運転 #004
Driving experience of train #004

 鉄道会社名 / 駅名  車両形式 / 番号  所 在 地  訪問年月
明知鉄道 明智駅 アケチ6型 岐阜県恵那市
2016/08
名鉄カルチャースクールで参加した明知鉄道の体験運転。「きのこ列車」で乗車したアケチ6型を運転する事になりました。 




2016年8月、名鉄カルチャースクール「明知鉄道体感講座」に参加。

明知鉄道の貸切列車で明智駅に到着した後、気動車の体験運転という
事で、ソレに使用されるアケチ6型に乗車します。

アケチ6型は、同社では最古参の車両です。まぁ大抵、体験運転
貸して貰えるのは一番古いやつと決まっておりますが、コレは引退は
決まってるものの現役で使われてる車両なんですよね。

私が去年「きのこ列車」で乗車したのも、まさにこのアケチ6型でした。
…まさか自分が乗って弁当を食ってた車両運転する事になるとは!

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普段から体験運転は行われてますので、ヘッドマークオリジナルのが
あるようです。…帽章の動輪の部分同社の社紋になってるのね。

担当者の方がライトを点けて下さいましたが、ちょっと要らないかな?
露出が引っ張られて妙な感じになってしまうので。

車庫内の壁には、何枚かのヘッドマークが掛けられていましたが、真横
にあったのが大正ロマン号の「きのこ列車」。…この時のと同じモノだと
思われます。こんな状況で再会したのも予想外でした。

という事で順に乗車。簡単な説明の後、まずは現役運転士さんによる
模範演技
からスタート。今回も1人あたり約150mのコースを片道
運転します。まずはそのコースを説明しておきましょう。

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まず先程の格納庫からスタート。ほぼ直線で約150mを走りますが
ポイントは切り替えてナイものの、本線と繋がった状況ですね。

こっち向き…往路若干の上り勾配になるようです。

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終点にあるのが洗車用の足場。ココまで車両を入れて止めます
ソノ先は横の踏切と交わる公道があり、更に先は低めの崖だそうな。

復路は元来たコースを帰りますが、格納庫の中まで入って止まる
ソノ先には見ての通り、復元を終えたC12型!
…どっちもオーバーラーンすると洒落にならない状況ですな。

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運転席は一般的なタイプ
ですが、今までと違ったのは左足のペダル
コレ(←)がデッドマン装置です。運転中はずっと踏んでないとダメで、
離すと警告音が鳴り、5秒で非常ブレーキが掛かる仕組みだとか。

出してイイ速度は時速10kmまでという事で、体験運転のスタートです。

皆さんで順に片道ずつ運転して、私の番になりました。もう以前ほど
緊張する事もなくなりましたが、果たして上手く行きますでしょうか?

(※撮影は名鉄カルチャースクール上野さん。)

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回数を重ねて慣れてきたとは言え、まだ険しい表情をしてますね。

ブレーキ「保ち」の位置に入れて、ノッチを投入してから緩める
というのが他とは違う手順に思いました。会社によって色々あるのか?

ノッチを急に入れると、ATSと同じベルの警告音が鳴る仕様なので
些か驚きます

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惰性格納庫内まで走り、時速10kmなのでブレーキは緩めでもOK
結果として40cmほどオーバーでしょうか?ショックは少なかったよね?

今回は大抵の皆さんが、さほど大きなミスもなくクリアしてたようです。

…最近は木村鉄道のイベントに行く回数も減りましたが、このような
体験運転の出来るものがあれば、また参加したいと思います。



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