2017年1月、以前から気になってた養老鉄道の「薬膳列車」に乗るべく、
三重〜岐阜方面へと行ってきました。
…で薬膳列車について調べてる時、期間限定
で「東海じゃらん号」なるラッピング電車が
走ってると聞き、「じゃあソレも!」という
事になったんですよ。
何だか猫の絵が沢山描いてあるらしい!
当日(土曜日)の薬膳列車は大垣→桑名の
運転になるので、ソノ往路である桑名→大垣
を「東海じゃらん号」にすれば効率がヨロシイ。
運用は同社のHPで確認出来るので、ソレに
よると大垣で1時間待ちぐらいになるスジです。
…逆算すると奈良を6時半ぐらいに
出る計算になるんですが仕方ナイ。
桑名までは親に貰った株主券を使用。
最大限な使い方をしようとすると、
やはり名古屋方面へ向けての時が多く
なりますね。
…と薬膳列車に申し込んだ時に、当日
の養老鉄道のフリー切符も頂きました。
そんな感じで桑名駅からスタート。…駅名標からして「じゃらん仕様」
ですね。周知の通り「じゃらん」という旅行雑誌がありまして、ソノ東海版
が「東海じゃらん」という事になりますか。
そして「じゃらん」のキャラクターである猫の「にゃらん」が大量に描いて
ある列車だと聞いておりますが…どんな感じなんでしょうか?
入線してきましたね。前後とも光線具合が悪く、ココでは車両全体が
撮れてナイのですが、よく見る近鉄の旧型電車が猫だらけ!…元は
方向板を掲示していたステイには、ヘッドマークも出されております。
何も知らずに待ってたおばさんが「あら可愛い」と一言…。
事前に検索しても画像が全く出てこず、予想では全体的なラッピング
車両かと思ってたのですが、一色塗りの普通の車体に部分的にイラスト
が配置されてる感じです。
養老鉄道と「東海じゃらん」のコラボ企画という事で、たまに駅長制帽を
アタマに載せてるのもアリ…。
ではこの猫ヨシヨシな列車で、まずは大垣を目指しましょう。一般車両
なので、誰でも自由に乗る事が出来ます。
まず中吊広告が全て「にゃらん」のジャック状態。一部に布製ののれん
になった部分もありました。
…この「にゃらん」は2代目の子で、元々は大人の初代にゃらんと一緒に
出てた「でし」(=弟子?)だったのが、つい最近2代目を襲名したそうな。

…広告と言うか「にゃらん写真展」の様相ですね。デジタル処理の技術
が発達した昨今、昔の「なめ猫」みたいな無理矢理な撮り方(金属製の
棒に括り付けて立たせるとか)はナイものだと信じておきましょう。
ドアステッカーも肉球の形…。
そもそも猫の瞳孔ってのは明るい場所ではタテ長になるもんだから、
室内で撮ったモノを色々と合成した作品だという事になりますか。
ドア上の広告スペースはこんな感じ。
…養老鉄道というより、岐阜県全般の風景や名物が出てくる感じか?
そしてオリジナルソングもあるようですね。例によって広告スペースに
掲示してありました。

…どんなメロディなのかは謎です。しかも1番と2番で字数が全く違う
ので、同じメロディで歌うのにはカナリ無理がありますね。
しかし、こう言う愉快な発想は大好きです。誰か曲つけてよ。
窓部分のステッカーは厚さが1mm程度ある強力なモノでした。
コレだったら、いたずらで?がされたりも出来ないでしょう。
反対側は反転画像になります。しかしコレ…キャンペーンが終わったら
どうするの?何かのイベントで売ってくれ!
営業案内や注意事項も「にゃらん」
仕様。…デザインを考えるのって、
大変だけど楽しい作業だった筈。
土曜日の午前中、ラッシュ時間帯も
過ぎてましたので、カナリ空いてる
車内を歩き回って色々と撮りました。
冬場は猫ヨシヨシも不作なので、
このようなネタは非常に有り難いね。
そんな感じで「東海じゃらん号」は濃尾平野をノンビリと走って行きます。
列車は沿線随一の観光地である養老駅に到着しました。

2013年の社員旅行では、ココで途中下車して皆さんで養老の滝を見に
行ったんですよね。ソレ以来の懐かしい駅となります。
…上下交換のため少し長めの停車時間になったので、ホームに降りて
ようやくココで車両全体の写真が撮れる…。まぁ至って地味ですが。
車窓の遠景には、雪を頂く伊吹山が見えております。
ぁ、パラグライダーで飛んでるヤツが居るぞ。と思ったら窓に描かれた
にゃらんでした。パラグライダーは同社の沿線の池田町で体験出来る、
名物の一つという事になります。…どうでもイイが脚短いな。
そんな感じで車庫のある西大垣に到着。分社化後は養老鉄道の本社も
ココに置かれています。
側線には奈良線900系のデビュー当時もどきの「高性能車塗装」に
ラッピングされた車両が停まってました。あと、上手く撮れなかった
のですがラビットカー色も。…コレは現存する本物です。
分社化されても近鉄系列で、車両も全て「お下がり」なだけに、コノ手の
遊び心が発揮出来るのが楽しい所だと思います。
程なくして終点の大垣に到着。ホントはココからスイッチバックして、揖斐
までの区間もありますが、基本的に運転系統が分かれており、直通する
列車はありません。
「猫ヨシヨシ」も不作な時期に、カワイイ「にゃらん」に会えて満足でした。
…乗り潰しではナイのでココまでにしておいて、続いては薬膳列車で
桑名まで帰る事にしましょう。ってかソレが本来の目的なのでね。
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