2016年4月の事、能登半島を走る2本の観光列車をマトメて体験しよう
という事で、ゆっくり目に奈良を出て七尾で一泊。翌日にのと鉄道の
普通列車で穴水までやってきました。
ココから、まずは「里山里海」で和倉温泉方面へ戻る事にしましょう。
穴水1046---和倉温泉1140 のと里山里海52号
…「里山里海」は、水曜日を除く毎日の運転ですが、土日祝は全席指定
(1500円)で食事提供(別料金)のある「ゆったりコース」、平日は整理券
だけの自由席(300円)で食事ナシの「カジュアルコース」と、扱いが大きく
違うんですよ。
車両やアテンダントさんの説明は同じなので、食事は我慢して平日に
設定致しました。空いてる方が気楽ですので。
…既に入線しておりますね。 昨今、各地に増殖しつつある観光列車の1つ
ですが、水戸岡デザインじゃないのが逆に新鮮で高感度が上がります。
2両編成のうち、まず七尾側のが「里海車両」。内装がブルー系なのは、
やはり「海をイメージした」という所でしょうか?
ボックス席が6ブロックと、海側に向いた座席のスペースがあります。
そして穴水側が「里山車両」。基本的なシート配置は里海車両と同じ、
内装はオレンジ系です。…衝立にある細工は、沿線にある「建具の町」
田鶴浜の特産品だそうですよ。
里山車両は、トイレがあった位置にサービスカウンターが設置されて
おり、グッズなどが購入出来ます。
平日なので狙い通りのガラ空きです。
2両編成で乗客は私を含めて3人。
うち1人は、明らかにビジネスマン風の
男性なんですが観光列車が目的でなく
「単にコレが一番早く金沢方面へ
帰れるから」という感じでした。
…ドコでも自由に座れますので、折角
だから海に向いた席を確保しました。
穴水駅を出てすぐの乙が崎トンネル
には、のと鉄道の社員さんたちの
手造りだというイルミネーションが
仕掛けられておりました。
…季節外れのクリスマスツリーも
ありますが、同社のHPによると冬場は
ココに列車を停めてのクリスマス
イベントもあるそうな。
ドノぐらいの時間停まるんでしょ?
そして、やはり風景重視の観光列車ですから、景色のイイ地点での
一旦停車があり、車内に向けての案内看板が設置されています。
1つ目は能登の伝統漁法である「ボラ待ちやぐら」ですな。勿論今は
やぐらの上に乗ってるのは人形さんですが。
…先程の能登鹿島駅は、かぶり付きスポットから見るとこんな感じ。
平日は各駅での乗降が可能ですが、ホームに居るのは皆さんが地元の
花壇整備のボランティアさんたちのようで、誰も乗らないのね。
続いてビュースポットの2つ目。能登半島と能登島を結ぶ橋として
新たに造られた「ツインブリッジのと」。んー、遠すぎてよく分からん。
往路から気になってた停止目標の「VS」はView Spotの事のようです。
西岸駅では対向列車と交換。こっち側のホームも桜が見事です。
そしてビュースポットの3箇所目。鄙びた入り江の風景の深浦地区。
沖の方に見えるのは、カキの養殖イカダだそうですよ。
続いては郵便車でお馴染みの能登中島駅に到着です。 …しかし「能登鹿島」と「能登中島」って紛らわしくナイ?
もぅ能登鹿島の方は「能登さくら」でイイと思うのですが。
冬場には大活躍するのかも知れないラッセル車が、桜の木の下で
お昼寝中。のと鉄道の沿線は、桜のキレイな駅がホントに多いですね。
ココは一昨年の社員旅行に参加した皆さんなら周知の通り、国鉄の
郵便車であったオユ10型客車が保存されています。
「里山里海」でも、見学用に長めの停車時間を取ってあるのですが…
元々あった3番線にナイですよ!ドコへ行ったんでしょう?
駅舎に近い1番線の反対側…「0番線」
の位置に移動しておりました。
元は貨物ホームだったりした感じかな?
下り列車で訪ねる人の方が多いとか、
道路に近い方が都合がイイとか、
恐らくそんな理由だと思われます。
「里山里海」の到着に合わせて、駅員
さんが鍵を開けてくれる感じでした。
内部の詳細に関しては、当時の記事を見て
頂ければイイと思うので割愛します。
…という事でJRとの接続駅である和倉温泉
に到着です。
「里山里海」は1つ先の七尾まで行きますが
ココから私はJRの「花嫁のれん」に乗りたい
ので、一旦下車して改札を出てみましょう。
ってもそんなに時間はナイのですが。
…和倉温泉は、20年ぐらい前の正月に、
全くの予約なしドライブツアーで来た覚え
がありますね。今ではそんな体力はナイわ。
続いてはココから、JR西日本の観光列車「花嫁のれん」に乗り継ぎます。
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