全国「ネタ列車」乗車報告 #017
Train Reports #017

 鉄 道 会 社  列  車  名  乗 車 区 間  乗車年月
富士急行 富士登山電車・特急フジヤマ 大月←→河口湖
2014/07
山梨県にも増殖した「水戸岡デザイン」の観光列車、「富士登山電車」と「特急フジヤマ」の旅です。




さて富士急行ですが…「トーマスランド号」の次は富士登山電車
終点の河口湖まで行く事にしましょう。

何と言っても富士山も「世界遺産」ですから。
…ってか世界遺産って、私が考えてるより遥かに簡単に認定して貰える
ような気がしてきたよな。奈良に幾つあるんだよ?

20140811a.JPG はい…昨今各地で普及しまくりの
水戸岡デザインの観光列車です。
ココまで来ると食傷気味な感じは
否めませんねぇ。

たまに「鉄道車両はコレで最後」
ってのを聞くんですが、何事もなかった
かのように
次のが出るでしょ?
作ってる水戸岡氏も飽きてる
かも知れません。

20140811c.JPG20140811g.JPG

えーと、2両編成青富士赤富士があり、アテンダントさん
乗務しています。 (※掲載許可は頂きました。)

20140811d.JPG 20140811h.JPG

例によって木材を多用したインテリアで、ボックスシートと窓側に向いた
ベンチシートがありますね。

20140811e.JPG 20140811f.JPG

…コレはベビーサークルってやつですか?赤ちゃんが居ない場合は
ネコとか入れとけそう。 ぇ、大人しく入ってない?

そんな感じで発車しばらく行くと、リニア実験線の高架下をくぐる箇所が
あります。 …んー、リニア新幹線は殆どの区間がトンネルや地下で、
地上に顔を出す区間がホントに少ないと聞いた事があるんですが…
地上区間もこんな感じなんですか?

コレでは鉄道路線なんだか生コン工場なんだかよく分かりません
せめて筒が透明にならんモノでしょうか?
子供の頃に見た図鑑にイラストで載ってたような、あのイメージですよ。
まぁ速度が速すぎたら風景を楽しんでる余裕なんてナイのかも
知れませんけどね。

20140811i.JPG コレまた日曜なので混むかなあ
思って、乗車券は事前にネット予約
してきたのですが 「意外とそうでも
ない」
感じでした。

定員制で指定席ではナイので、
適当に座って昼食にしましょう。
新宿駅で朝の出発時に買ってきたの
ですが、山梨のワインビーフ
を使った駅弁
です。

オリジナルのミネラルウォーターは、車内で買いました。
そして「飴ちゃん」はアテンダントさんから頂いたオマケです。

20140811j.JPG 20140811k.JPG

そして次も今では「お約束アイテム」記念写真用の制服

途中駅で結構な時間のかかる交換待ちがあるもんですから、
皆さん適当に撮って貰ってます。

20140811l.JPG …基本的に「お子様用」なんですが、
私も先程のアテンダントさんに
勧められてしまいました

今回はたまたまイベント参加のために
スーツだったんで、 上着を脱いだら
違和感ないかなあと撮って貰ったら…

言っときますが、顔がデカいんじゃ
なくて
帽子が小さいんです!

社長もお子様用制帽には気をつけた方がイイですよ。
顔がよりデカく見えてしまいます(猫殴)

という事で、車窓風景と適当な各種のネタを楽しみつつ、富士登山電車
の旅は続きます。

子供用の制帽で無理矢理に記念写真を撮ってもらった後の車内で
アテンダントさん曰く「良かったら日付入りのこのようなモノもあります
ので…」
「ソレ先に言って下さいよ!」という事で、こっちはツイッター用
にスマホで撮って頂きました。

何かアリバイ工作の写真みたいだなあ。…誰も殺してナイけど。

20140813c.JPG 20140813b.JPG

暫く行くと、車窓には雄大な富士山の姿が…ほんの少しだけ見えました。
車内ではお約束の「ぇ、ドコドコ?」大会です。

20140813d.JPG そしてコレまたお約束…
「お天気が良ければこんな感じです」
写真。 こう言うの、何回経験したよ?

そうこうするうち、下吉田に到着です。
…ココでも交換待ちの小休止。

時間があるのでホームへ出て、
色々と見てたのですが…

保線用モーターカーに眉毛が描いてある!

20140813e.JPG20140813f.JPG

ただコレだけの事が、何でこんなにウケるのか 分からんけど、
微妙にツボですよね。

子供の頃、街の電気屋さんが営業車の軽トラに眉毛と鼻を描いて
完全に顔にして乗ってたのを 思い出しました。
…ココで言っても伝わらないとは思いますが。

20140813g.JPG と、ココにはブルートレインの客車
一両だけ置いてあります。

「ブルートレインテラス」という見学施設
で、内部を見る事は出来ますが
宿泊は出来ません

出展:http://www.fujikyu-railway.jp/forms/info/info.aspx?info_id=21456

やっぱりマークは「富士」なのね。 往年(勝手に昭和55年頃を想定)の
東海道筋のブルートレインのうち、「はやぶさ」「さくら」「みずほ」 などは
新幹線として仕官を果たしてると言うのに、「富士」は少し不遇ですわな。

20140813h.JPG 20140813i.JPG

続いて富士山駅に到着。
標高が806mですか。 起点の大月が358mだから結構登ってきました。

箱根ほどのスケールではナイにしても 「登山電車」と名乗って
差し支えナイですよね。 ココでまた「フジサン特急」と出会います。
何せ1編成しかナイもんで、目一杯の行ったり来たり運用なんでしょう。

駅としての富士山への登山口はココになるらしい。
グーグルのCMで、外国人が間違えて上毛電鉄の富士山下駅
(群馬県)
に降りちゃうネタがありますが。

20140813j.JPG ホームの端の方から、車両工場のような
施設が望めました。

…この時点でデビュー前の新しい
「フジサン特急」…元小田急の
2000系が見えますね。
あと京王カラーに戻されたような1000型。
復刻塗装
も最近の流行です。

で、何故か国鉄の167系が1両だけ

ココから列車はスイッチバックで進行方向が変わります
反対向きに更に登って、ようやく終点の河口湖駅に到着しました。

20140814b.JPG 側線には、今朝乗ってきた二本の
JR車両が置いてありますね。
夕方にまた折り返すダイヤのようです。

富士急線内はホームが短かい駅が
多いので、6両編成だと殆どの
駅でドアカットになるそうな。

…と、今は成田エクスプレスなんかも
乗り入りてるようです。賑やかな事で…。

そんな感じで社長とネコたちに桃を買いすぐに折り返しです。

20140814f.JPG20140814j.JPG

「帰りは特急で」と思ったらコレが来ました元JR205系の6000系
ですね。昭和60年の製造だから6000系というらしいです。

…同社のHPで時刻表は見てたのですが、てっきりフジサン特急だと
思ってたんです。 しかし、よくよく考えたら、1編成しかナイのに
全てに回る筈がナイと言うか…私の見間違い?

20140814g.JPG20140814h.JPG

こちらも水戸岡デザインです。…ドアの内側に色を塗られた日には、
丸っきりJR九州みたいな雰囲気になりますね。
九州は大抵が赤とか紺ですか。

特急なので、車掌さんが検札に回ってきます。…と、ついでに
グッズも売ります。

20140814i.JPG で、この205系の特急は「特急フジヤマ」
という列車名になるらしいんですよ。
えーと…整理するとだな。

展望車の付いてるやつ…「フジサン特急」
観光列車「富士登山電車」
ロングシートの特急…「特急フジヤマ」

…んー、幾ら富士山が一番の売り物な
地域
だとは言え、紛らわしくない?

「じゃあ何がいいのか?」って言われても困るんですが。

という事で色々と謎は残りましたが、富士急行を完乗出来ました。
その後「フジサン特急」旧JRの「あさぎり」車両に代替わりしてますから、
機会があればまた乗りに行きたいと思っております。



蔵部駅資料館に戻る
ブログ「新・駅長日誌」