猫ヨシヨシ日記 #015
The diary of "Cat yoshi-yoshi" #015

 地  点  名  所 在 地  訪問年月
藍  島(響灘)  福岡県北九州市
2018/04
北九州市の小倉沖、響灘に位置する藍島の猫ヨシヨシ日記です。…久し振りの大当たりでした。 




2018年4月の事、遠方取材解禁の第一弾として、北九州へ行きました。
前日に大分県中津市の民宿「汽車ポッポ」に宿泊し、翌朝の日豊本線
小倉まで戻ります。

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今日は、駅からすぐの所にある船着場から、船で藍島(あいのしま)
馬島(うましま)という2箇所の離島をハシゴするんですよ。

…何れも猫ヨシヨシの島だと言うウワサがあり、藍島の方は少し前に
社長も訪れたようで、ツイッターその様子が上がってました。
つまりは「当たりの確率が非常に高い」という事になりますよね。

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よくある小型の客船で、近い方の馬島までが約10km22分藍島
更に2km沖馬島から13分掛かる船旅のようですが、猫ヨシヨシ島
2箇所も一気に行けるとは、カナリお得なルートではナイでしょうか。

お天気もイイですし、今日は期待出来そうな雰囲気です。…という事で、
猫を求めて出航する事にしましょう。

まず今日の予定船内に貼ってある時刻表から拾ってみる事にします。

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船は概ね日に3往復走ってるようなので、小倉から乗れる10:30発
第1便に乗って先に藍島(遠い方)へ行き、2時間25分滞在。
第2便馬島まで戻って2時間滞在し、第3便小倉へ帰ります。

それぞれの島での猫ヨシヨシ時間を考えると、我ながらいいペース
配分だと思いました。新幹線京都へ戻る時間にも丁度いいですし。

船は島側を基地としてるらしく、居住者向けには色々な割引特典
あるようですね。
「戦傷病者」なんて今時、ドレぐらいの人が居るのか不明ですが。

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そんな感じで船は出航しておりますが、そもそもココは海の名称として
何と言うんでしょう?「小倉湾」という括りはナイようですし、玄界灘
というのはもっと博多に近い所の事ですよね。

調べると「響灘」という、よそ者には聞き慣れない名称が出てきましたが、
コレで合ってるでしょうか?

そしてさっき、から船着場来るまでの歩道偶然に拾ったのが、
右のようなパーティーグッズと思しきキラキラモール

…コレで猫のオモチャを作ったり出来ませんか?

ヨシヨシ島でのエサやりに関しては事前に調べても不明な所が多く、
禁止されてるケースが多いので今回も特に用意はしてナイのですが、
この程度なら許されるかと思うし、ネタとして面白そうでしょ。

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北九州若松地区の工業地帯を横に見つつ船は進みます。

釣り客に混じってココにも居るのが中国人。…ホントに辟易とします
が、逆に考えると「コイツらが居るって事は猫率は高い」事の証明に
なるかも知れんな。

後で寄る事にしている馬島を経由し、約30分藍島の島影が見えて
きました。お天気もイイので揺れずに快適な船旅でしたよ。

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島に上陸すると、ドコでも見る似たような感じ待合室があります。
取り敢えずは記念写真用の看板(又は案内地図など)を探して近くへ
行ってみると、初猫発見

の方が屋内から出てくるというのは初めてのケースですが、探す
事なく居るというのは、いい結果期待出来る展開ですよ。ではコノ
状況の中、島の詳細を説明してみましょう。

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藍島は対岸の北九州市小倉北区に属し、人口が約250人。主に漁業
成り立つ島であり、小学校民宿などもあります。

観光地としては釣人に人気なのと、夏場の海水浴などでしょうか。
そしていつの頃からか猫ヨシヨシの島として知られるようになり、
猫目当ての客中国人を含む)も来るようになったそうな。

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長い方の径1.5kmぐらいかな?意外と平坦な場所が多く、タテ方向に
道路が通じており、車も沢山走っておりました。

九州本島一番近い所までは5kmぐらいなので、肉眼でも見える距離
という事になりますか。

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藍島で獲れるのはウニ、アワビ、サザエなど。他に海藻類を天日干し
してる光景が随所にありました。…勿論、密漁は犯罪になります。
中国語でも書いといた方がイイと思うぞ。

最初に出て来たサバトラちゃんが、郵便ポストの上で見張ってるように
見えました。…ソノ調子で頑張ってくれたまえ

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では早速猫ヨシヨシです。周囲を色々とを見て回ったのですが、ココに
猫に関する注意書きのようなモノは特に見当たらずエサやり禁止
などの規定もナイように思われました(社長もエサ持参だったわな)。

やはり中国人が先に始めてるワケでして…エサをやってもイイならイイ
んでしょうが、コイツら便乗するのは嫌なので、暫く間を置いてから
見て行く事にしましょう。

先程拾ったキラキラモールで、簡単なオモチャを作ってみました。
みんな興味を示してくれるでしょうか?

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基本的にダラダラと自由で、人が近づいても動じないのが島猫の特徴
です。日向ぼっこやらお散歩やら…毎日飽きないもんですかね?

ではココで、先程作ったキラキラモール即席オモチャを試して
みましょう。まずは目の前を横切ってったトラブチちゃんからですが…

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ぁ、興味ないですか?

…てか私は猫を飼った事がナイので、どうやって遊べばイイのかよく
知らない
のも事実。目の前で動くモノに反応して捕まえようとする習性
がある聞いたけどな。

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こっちの白ちゃんは?

おお、食いついてくれましたよ。…こんなモールでも猫の爪で掴まれると
結構な摩擦係数を感じると言うか、こっちが引っ張っても放しません

と言うか社長のブログに出てくるぱのろの喧嘩を見てても、ってのは
何で寝転んだまま対応しようとするのか?
わんこなら最低限、起き上がって遊んでくれるもんなんですけどね。

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割と太目黒ちゃんが、こっちを警戒しています。…食い物があれば
イイ
んだろうけど、今回も用意してナイんですよ。ごめんなさい

島猫のお約束。等間隔に並ぶコピペ猫。…と、港の周囲の広場だけで
ココまで遊べてしまいました。では続いて集落の方を見て行きます。

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ココにも島の氏神様に当たると思しき神社があります。
…大抵は高台にあるもんですが、藍島港近くの集落内にありました。

で当然に猫がダラダラしてますね。そろそろ暑いし
島猫は島ごとに血が濃くなるので、似たような色のが多くなりますが、
ココは白黒ブチ系が多いようです。

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日陰の少ない広場では、駐車車両の下休憩ポイントのようです。
ぁ、1匹出てきましたよ。…「しょうがねぇな」って顔してますが。

暫しヨシヨシして、飽きたら(猫の方が)どっかへ行く人に慣れてる猫
というのは、やはり愛嬌があって可愛いモノですね。

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…で、コレは書くべきかどうか迷ったのですが、藍島には結構な台数の
(主に軽トラックなど)が走ってるものの、大多数にナンバープレート
付いてナイんですよ。

島全体が完全な市有地という事もナイでしょうに、大丈夫なんですかね?

違法行為にしては堂々としすぎてるので、何か特例のようなモノがある
のかも知れません(他にもコノ事実書いてるブログがあったし)。

確たる理由ご存知の方があれば、また教えて下さい。

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再び集落内へ入ると、のろ似イケメンなサバトラちゃんが居ました。
社長のツイートに出て来たのも同じ子かも知れません。

てかコイツ、撮られる事に慣れてるように感じるんですが。

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近付いても逃げないので、アゴの下ヨシヨシ攻撃
猟奇的なまでに大きなアクビが出ました。完全に警戒心ゼロです。

野生動物としてソレは如何なモノか?と思うぞ。

所で藍島は、一般的な離島に比べて地形が平坦なのか、島の真ん中
縦断する道路があり、港とは反対側にも集落や農地が広がってる
らしいのです。…という事で、更なる猫を求めて探索を続けましょう。

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まだ1歳未満と思しき子猫ちゃんも居ましたよ。
久し振りに帰省したっぽい女性が「あらチビちゃん大きくなったねー。」
と。島の皆さんはちゃんと個体識別が出来てるようです。

子猫ちゃんってのは好奇心が旺盛なのか、私が作った猫オモチャ
乗ってくれました。くいっと曲がった手つきが可愛いでしょ。

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やはり集落内道が狭く日陰が多く出来るのでノンビリと休んでる
猫も居ます。さっきの子お父さんですか(色が似てるだけ)?

…花壇の手入れをしてた地元のお母さんに話しかけられましたが、
どうやら有名な動物写真家の人(名前失念)間違われてたようです。

私は趣味(無給)でこんな事をやってますが、コレが収入になれば便利
ですよね。島に泊まり込むとか、ソレなりの苦労は要りそうですが。

猫に「良かったねー写真集に載るかもよ。」…だから違いますって。

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藍島漁業が中心の島なので港には漁船が多く、随所で海藻を天日
干ししてる光景が見られました。そしてレジャーとして釣りに訪れる
も多いようです。…そして魚を狙ってる猫も多いと。

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ココは他の離島に比べて意外と平坦な島のようで、島をタテ方向に
走る道路
が通っております。

その道に沿って、船着場から奥の方向へも行ってみますが、やはり
至る所に猫が居ました。…いいお天気の日に日なたへ出てくるか
否かは、それぞれの性格によるんでしょうか?

今日なんて黒い子は不利と言うか、カナリ暑いだろうと思います。

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歩いてると、高台の下を通るトンネルが出てきました。
この規模の島道路にトンネルがあるのは初めて見た気がします。

そのトンネルを抜けた所にあったのが、小倉市の市民センター
市役所の出張所のような施設なんですかね?

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ココに居たのは太目黒ちゃんお腹胸元に、ワンポイント的
白い毛があるんですね。…こういうデザインというのは誰が考える
(ドノように決まる)
のか、非常に興味があります。

藍島には小学校もあります。児童数は不明ですが、新しくて立派な
校舎ですね。…しかし中学校はナイので、子供たちは大きくなると
九州本島小倉市内の学校へ通う事になり、ソノ殆どが寮生活
なるそうな。

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学校前の子は、コレまた大き目キジトラちゃん。…エサやり禁止
されてナイだけに、みんな栄養が足りてるんだろうな。というより
タヌキみたいな雰囲気になってますよ。

あれこれ見てるうちに、そろそろ2時間近くが経過しておりました。
昼食をすっかり忘れてますが、平日では開いてるお店もナイね。

そろそろ船の時間を気にしないとイカンので、港の方へ戻ってきました

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…最初に着いた時に居た猫たちに再会です。やはり縄張りのようなモノ
が決まってるんでしょうか?行動範囲意外と狭いような気がします。

カナリ暑くなってきましたので、僅かな日陰を求めて座ってるようで、
一部ではかくれんぼ状態になってますね。

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港には獲った魚を水揚げする施設があり、そこにも何匹かがウロウロ
しております。丁度、照明器具の取り換え工事をやってたのですが、
作業員さんがカナリ大きな音を立てるのに逃げたりしません

「中身は何かニャ?」…多分工事用の資材などであって、食い物では
ナイと思うぞ。

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今まで見て来た経験から言うと、によって日なた好き日陰好き
分かれるようなので、ファインダー内に混在すると「露出はどっちか」
になります。…ココは一貫してて助かりました

右は「ぱのろ風ツーショット」。…真っ黒な子というのは、どうしても表情
分かりにくくなるのが難点ですね。

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最後はソノ、ぱの似の黒ちゃん猫おもちゃヨシヨシ。…私も段々と、
ソレの扱い方に慣れてきました。…地面を這わせるとイイみたい。
様子を伺った後に「にゃっ!」という感じで押さえにきます

充分に猫と遊べてネタも沢山確保出来て、普段ならコレで帰る所
ですが、今日はもぅ一箇所あります

小倉方面へ戻る船に乗り、途中にあった馬島にも立ち寄ってみる事に
しておりますので、続けてご案内致しましょう。…ああ幸せ



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