2017年9月、京都府木津川市の浄瑠璃寺へ猫ヨシヨシに行ってきました。
…浄瑠璃寺は近くの岩船寺や石仏群と併せて、京都府ではあるものの
奈良の観光地として扱われる場所です。
…ココが「意外と猫ヨシヨシ寺である」という噂が以前からありました。
仕事でもよく行く場所であり先日、新人の運転手さんたちと研修に
行ったんですよ。そしたら住職さんが出て来て、お寺の歴史や文化財
について説明して下さいました。…最後に「何か質問はありますか?」と
仰るので、私は「猫は何匹居ますか?」と聞いてしまいました。
「大体20匹ぐらいだけど、人前に出てくるのは半分ほどかな?」
…ぇ、ソレだけ居るなら充分に猫ヨシヨシのネタとして使えるじゃない
ですか。という事で、日を改めて私的に訪問したという次第です。

JRと近鉄の奈良駅から浄瑠璃寺方面へは、午前と午後に3往復ずつ
奈良交通のバスが走っています。…車を取に実家へ戻るより近い距離
なので、今回はコレを使う事にしましょう。
以前に大仏鉄道を探った時に通った、梅美台などの住宅地を経由する
ルートですが、観光需要に特化した路線なので、ソノ辺は通過してしまう
という奈良交通には珍しい「急行」のバスです。
整理券の表示が飛んでるのはソノためですね。
しかし行先が「国宝浄瑠璃寺」って…。奈良周辺では国宝なんて珍しく
ナイのですが、何故ワザワザ書いてあるのか?

そんな感じで終点のバス停で下車します。…この辺りは当尾地区と
呼ばれており、平安時代頃から都心より離れた場所で仏道の修行を
するお坊さんたちの為のお寺が多数あった所なんだそうな。
…と言うか、看板の上に既に猫いるし!
はい、門前からしてコノ調子だと、カナリ期待出来る猫ヨシヨシ場です。

門前には何軒かのお土産屋さんや食堂などがありまして、ソコでも
猫を飼ってるらしいんですよ。結構な数がウロウロしておりました。
…カメラを向けたら逃げられましたが。
という事で、まずは浄瑠璃寺の門前から猫ヨシヨシのスタートです。
よく見ると猫の顔ってのもそれぞれに個性があるもんで、矢鱈と吊り目
の猫が居ました。…とよく似た模様の別猫。また兄弟かな?
門前班はまた後からヨシヨシする事にして、お寺の方へ向かいます。
参道の両脇は藪になっており、春は馬酔木(あしび)、秋は萩が咲き
乱れる事で知られておりますが、今の季節は萩ですね。
という事で境内に入りましょう。ちなみに浄瑠璃寺は、境内のお庭など
を見る分には無料で、本堂に当たる阿弥陀堂に入るのに拝観料が必要
になります。
平安時代にソノ起源が遡るという浄瑠璃寺は、かつては幾つもの堂宇
が並ぶ大寺院でしたが、今はこの阿弥陀堂と三重塔など、僅かな建物
だけの小さなお寺になってしまいました。
…しかし仏像などの文化財と、紅葉の美しさは半端ではありません。

池を挟んで本堂の向かい、東側にあるのが三重塔。コレも平安時代
の建築なのですが、晩秋になると周囲の紅葉が見事に色づいて、ソノ
風景の方が有名な所なんですよ。
…今はまだ時期が早いので、空いてて猫ヨシヨシにも向いてるでしょう。
夏場に咲くのは蓮の花ですね。…お寺にはありがちなセレクト。
本堂の阿弥陀堂は、カナリ横長の構造です。
…9体の阿弥陀様が横一列に並べてお祀りされていますので。
浄瑠璃寺の別名を「九体寺」とも言い、平安時代からのモノが残ってる
のは日本でもココだけ。新しいものでも東京世田谷の浄真寺(九品仏)
だけなんだそうですよ。
そんな事より猫なんですが、本堂の脇にある事務所…拝観入口の近くに
居る事が確認されております。
…グレーと白のツートンさん。猫の歳って私にはよく分からんのですが、
カナリの老猫のように見えます。ココが定位置なのか、殆ど動きません。
何か耳毛がスゴいと言うのが印象的ですね。
お庭だけなら無料の浄瑠璃寺ですが、折角なので本堂にお参りしていく
事にしましょう。…文化財と猫の維持に対する寄付の積りでもあります。
折角なので本堂である阿弥陀堂を拝観させて頂く事にしましょう。

先程の受付で拝観料を納め、お堂の後ろの縁側?を通って反対側から
入堂する順路になります。
…ぇ、やっぱり猫は入っちゃダメなのですか?
仏教の考え方では、輪廻転生の「六道」のうち動物はやはり「畜生道」
という所へ行ってしまうようで、極楽往生は難しいのかも知れません。
堂内は撮影禁止なので、パンフレットの写真を複写しておきましょう。
カナリ前ですがJR東海の「京都へ行こう」のポスターにもなりましたので
ソノ記憶がある方もおられるかな。 雰囲気としてはこんな感じです。
平安時代になると浄土信仰が流行り
まして、貴族などの金持ちは死んだら
「極楽へ行きたい」(…又は「地獄へ
行きたくない」)という願いから、大きな
阿弥陀様を祀るお寺を作ります。
…コレまた仏教の考え方ですが、人は
生前の修行や努力によって、極楽往生
にも9段階(上の上〜下の下)のランク
があると考えられておりました。
「じゃあ9段階を担当する阿弥陀様をマトメて作っとけば完璧じゃない?」
…という事を考える人が出てくるワケで、最初にソレに該当するお寺を
作ったのは、あの藤原道長だったと言われてるんですよ。
当たり前ですがカネの掛かるハナシであり、相当な権力者でないと
無理だわな。…道長さんのやつは記録だけで現存してないのですが。
という事で、お寺と仏教の蘊蓄はコノぐらいにして、ココからは猫ヨシヨシ
に集中しましょう。

浄瑠璃寺の猫たちは、基本的に拝観入口と奥のトイレ付近に集まって
おり、あまりウロウロしないようです。…折角イイお庭があるというのに。
茂みの中で白黒ちゃんが寝ておりました。まだ子猫っぽいですね。

その子を撮ろうとしたら、足元にもう1匹居ました。コレまた子猫っぽい
キジトラちゃんですが、危うく踏みそうになりましたよ。
…ぁ、起きた?よし、遊んでくれ。
そしてもぅ1匹?まぁコレも猫と言えば猫
なのかなあ?
…ソレにしてもデザインが雑と言うか、東南
アジア製のバッタもんみたいな顔をしてます。
作ったのは当然に、国内の石材屋さんなの
でしょうが、もしかしたらリアルすぎると版権
に引っ掛かるとか、そんな事情があるのかも
知れません。
事務所脇の猫スポットを更に探っておりますと、
新規で2匹ほど登場しました。

白ちゃんとブチちゃん(名前は何れも適当)。…やはりココは下手な猫島
より確率が高いです。我ながらイイ所を見つけたもんだ。

そろそろ秋の風情が漂う山里で、直射日光もそんなに強くナイ日でした
から、猫なりに活発にウロウロとしておりました。
…ブチちゃんは人に慣れてるらしく猫スリスリ。女の子のようですが。
独り暮らしじゃなかったらホントに1匹欲しい所です。

そして更にもう1匹、サバトラちゃんが登場。…セルフぺろぺろ。
…ウロウロしたり相互ヨシヨシしたり、自由なひと時を過ごして
おりました。…分かりにくいですが子猫のキジトラちゃんも居ます。
寺や神社の猫ってのは、みんなノンビリ構えてるのが多い印象ですね。
エサの心配がナイからでしょうか。
キジトラちゃんを顎の下ヨシヨシ。
段々と参拝のお客さんも増えてきた
ようなので、コノ辺にしてお寺を辞する
事にしましょう。
…バスの時間を気にしておかないと
1時間待ちになったりするのです。
帰る方向には先程の門前町がある
のでもう一度寄り道してからにします。
さて浄瑠璃寺です。
午前中にココへ来て約1時間。
段々と参拝のお客さんも増えて来たし、
午後に入って猫たちもお昼寝タイム
のようですので、そろそろ引き上げる
事にしましょう。
…サバトラちゃん。鼻の周りが濃い色
だと、ソレだけでオッサン風に見える
から不思議ですね。
お寺を出たら再び門前のお土産屋さん付近を通るので、また寄り道…。
 
さっきは居なかった子猫ちゃんたちが出てきて遊んでおりました。
…見返り猫。もう1匹は「ニャニか用か?」って雰囲気ですかね。

鄙には稀な美猫!
…洋風の血が入ってんのかしら?性別は不明ですが、男の子だとしても
相当な美少年でしょう。恐らくドコかのお店の飼い猫だと思われます。
座り方のポーズとか、撮られてる自覚がある感じですよ。
ソレと対照的に、造成地の建設重機みたいな汚れ方の子も居ました。
…ドコ走ってきたのさ?
帰りのバスを待つ人に混じってシレっと並んでますが、コレは人間でも
乗車を断られるレベルではナイのか?…風呂入ってからにしなさい。
そんな感じで、奈良の近くにココまでの猫ヨシヨシ寺があるとは知らな
かった浄瑠璃寺へのお出掛けでした。
…歴史や文化財のハナシだけでなく、猫好きなお客さんにもお勧めの
ネタとして覚えておく事にしましょう。
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