猫ヨシヨシ日記 #002
The diary of "Cat yoshi-yoshi" #002

 地  点  名  所 在 地  訪問年月
田 代 島(石巻湾)  宮城県石巻市
2016/01
猫ヨシヨシ島の日本最北端と思われる宮城県沖の田代島への旅です。冬場の東北にしては暖かい日でした。 




2016年1月新規開業した仙台市営地下鉄東西線や、JR仙石線の
復旧区間
などを探る旅の途中、宿泊したホテルにあった案内書で偶然
に見つけた「猫ヨシヨシ」
田代島への旅です。

20160208b.JPG当日は朝からレンタカーでの仙石線の駅めぐり
を終え、石巻に到着しました。

ココでまずは昼食です。
昨日、ホテルで観光ガイドブックを見てて
発見
した石巻焼きそばを頂く事にしましょう。

…焼きそばは東北だと横手なんかが有名
ですが、ココにもあったとは知りませんでした。

麺をセイロで蒸して、更に魚介のダシで
蒸し焼きにするという変わった作り方をする
そうな。

という事で、駅から少し離れた商店街にある「藤や食堂」というお店へ。

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蒸す行程が多いからなのか、少し水っぽい感じではあります。
野菜・肉・タマゴの有無が細かく指定出来るので、野菜はナシでもイイ
かも知れません(より水が出る)。…ああ満腹の幸せ

その後、田代島へ渡るべく船の出る発着場まで移動したのですが…
こちらも震災後の復興による区画整理が進んでおり、カーナビが全く
役に立たない
状態でした。

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便数が少なく、正午なのにコレを逃すと「行けるけど帰ってこれない」
という状況だったのでカナリ焦りましたが、何とか到着

…何故ココヘ行くのか?また猫がワラワラ居ると聞いたからです。
貰った地図によると、猫神社なんてのもあるらしい。コレは行かないと!

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という事で「マーメイド号」という無駄に萌え絵の付いた船に乗り、
田代島を目指します。

20160208i.JPG 田代島までは石巻から船で約1時間
「沖」というよりは女川あたりから繋がる牡鹿半島
に沿った所にあります。

…昨夜、コレまたホテルでガイドブックを見てて
石巻のマンガ館休館日だと分かり、代わりに
ドコか行けないかと探した結果に見つけました。

各地にある猫ワラワラ島の中では最も北にある
そうな。…「野良猫の北限」とか書いてありました。

で、ココへの船便日に3往復!しかも島側を
基地にしてるようで、3便目だと帰って来れません

後の予定もあるし、何としても12時発の2便目に乗る必要がありました。

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この日はずっとレンタカーだったので、暫く昼休みの感じです。
何とか届く電波を拾いつつ、巡回サイトなどをチェックしてるうち、
約1時間田代島の仁斗田港に到着しました。

…さあ、今日も目一杯、猫にヨシヨシされてきましょう。

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…島の皆さん自身に「猫がワラワラ居る」という自覚があるのでしょう。
桟橋の看板からしてこんな感じ。そして早速3匹ほどがお出迎え

観光客をもてなそうというより「何かエサない?」って事かも知れません。

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3匹は島民のおばちゃんの後に付いてトコトコ移動。 ちょっと観察して
みましょう。…まず小柄で真っ黒な、ぱの似の子。撮れませんでしたが
全く相似形の小さいのが一緒に居たから、お母さんなのかも知れません。

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やはり離島ですから、島単位で色がソコソコ決まってると言うか、ココは
茶トラは少なくてモノトーンな猫が多い感じです。そして半分ぐらいが、
こんな感じで意外とフサフサ。…寒冷地仕様なのか?

20160209g.JPG猫が売り物(らしい)所なので、工事現場用の
ガードもこんな感じ。
…コレって結構なバリエーションがあって、
奈良は鹿だし富山ではE7系新幹線なんて
のも見ました。

ってか、よく見たら右の方はトラじゃない
かな?…
幼児用の知育教材のキャラクター
にも見えますが。

という事で、帰りの船まで1時間と少しですが、
更なる猫ヨシヨシを求めて集落の方へ歩いて
みましょう。

港は島の東側にあるので、午後は日陰になる所が多いのですが、急な
坂道
に並び立つ集落内に入ると、陽の当たる場所何匹か居ましたよ

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日陰と日向好みが別れるのか、それぞれ思い思いの所でお昼寝
タイム
車は殆ど通りませんが、通っても避けないようです。

…どっちかに寄ってくれた方がカメラの露出が合わせやすいんですが、
持ち上げて移動させるワケにも行かず…。

そんな感じで猫ヨシヨシを求めて、離島にありがちな集落内の急な坂道
を登って行きますが。

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島内に一軒という食料品店の前も、お昼寝スポットとなってるようです。
…そして壁際の草の部分も、保護色で分かりにくいですが3匹ほど

何となく大抵が「昼下がり」になってしまうので、こんな光景が多いね。

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…コレはどう見ても親子でしょ? 同じカラーリングで大小なのがカワイイ。
「母ちゃん、腹減ったぞー。」

田代島の猫たちは、野良にしては人懐っこいと言うか、向こうから寄って
来てスリスリしてくるのが多いんですよ。
その親子ちゃんと遊んでたら、近所の猫がワラワラ集まってきました
「ぉ、観光客?一応は挨拶しとくかな。」みたいな感じ…。
 
20160210e.JPG …のろ似サバ模様の子。

数ある猫の色のうち「何で君たちだけそんな
凝ったデザインなのさ?」と言いたくなるん
ですが、生き物というのは面白いもんだ

そして猫ってのは身体が柔らかいから、
座ると面白い形状になりますよね。…例えば
ガラス製のテーブルに置いて下から見ても
笑えます

と言うか、みんな一様に眠たそうなのは何故?
夜行性だから昼間は気合が足らないのか?

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そんな感じで集落から更に坂道を登り、猫神社を目指します。 正式には
「美興利大明神」
というらしいですが、こっちの方が分かりやすい

猫が縁起物として神社に祀られるぐらいですから、カナリ昔からワラワラ
居たものだと思われます。

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神社そのものは、思ったより小さな造りでした。 「猫に合わせたサイズ」
って事もナイんでしょうが。そして祠の前には、ほっこり雑貨店の如く
大量の猫の置物が供えられています。

20160210j.JPG そしてココに来た時からニャーニャーと
声がしてまして…出てきたのがコレまた
貫禄のある黒猫ちゃん

…もしかしてココの責任者の方ですか?

こんなガタイに似合わずスリスリして
きたもんで、何ぞご利益があるか
猫ヨシヨシしておきましたが…どう?
結果はまだ出ていません。

目つきが鋭い分、ぱのよりイカツい感じですが… よく考えたら、ぱろの
大抵が室内に居る
もんで、瞳孔細くなったアウトドア仕様の顔見た
事がナイ
…。一度は屋外でぱのろイベントもやりたいもんですね。

という事で猫神社に参拝して、坂道を降りて港に着いたらほぼ1時間
上手い具合に帰りの船に間に合いました

同じ船で石巻に戻った後は、再びレンタカー女川を目指します。



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