廃線跡を探る旅 #004
The trip for abolished railroads #004

 鉄 道 会 社  路 線 名  廃止年月  調 査 区 間  訪問年月
名古屋鉄道 三河線 A
2004/04
三河広瀬→猿投
2016/05
偶然に見つけた名鉄三河線の廃線区間の跡地、続きとして三河広瀬〜猿投を探ってきました。 




単なる思い付きで伊勢神トンネルを見に行った帰りに、たまたま発見した
名鉄三河線の線路跡に惹かれて、次に名古屋へ来た2016年5月、続き
として反対方向を探ってきました。

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という事で今回も三河広瀬駅の跡地からスタートです。

…が、前回と雰囲気が全く違いますね。コノ日は日曜日だったので、
限定営業の喫茶店が開店しており、地元の皆さんと思しきお年寄り
大賑わいでした

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五平餅以外のメニュー充実してます(のか?)。

駅舎を出た所の「生きがい広場」でも野菜を売ってたり笛の演奏
してる人が居たり。 ってかコノ人たちはコレだけで集まってるの?
余興があるとか補助金が貰えるとか…見返り的なモノもなく?

私は今でも青年団みたいな「地域でつるむ」という事が苦手なので
将来的にも無理な事
だと思います。 老人ばっかりで集まってたら、
余計にボケそうな気がするんですが。って余計なお世話か。

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ともあれ私はココから、今回は猿投方向へ戻る感じで、廃線跡を探して
行く事にしましょう。

スマートフォンの地図アプリを見つつ、線路跡に近いと思われる道路
走って行きますが、前回と同じような感じで、 結構な距離のレールが
残っています

…ってかココ、脱線防止ガードにしては中途半端な間隔3本レール
ですが、ミニSLでも走らせてたのか?

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線路だけでなく、勾配票やキロポストなども残ってます。

同区間の廃止平成16年ですから、今年で12年目って事ですよね?
当然の事に、撤去作業にも費用がかかるハナシではありますが、
天下の名鉄ともあろう大手私鉄なのに、経費が捻出出来なかったり
するのかしら。

…但し踏切だけは完全撤去な所が多い感じでしょうか?

鉄道が廃止された後ってのは、道路に転用されるケースが多い
思うのですが、コノ辺は元々から県道が平行して走ってますので、
ソノ必要もなく、交差部分だけが整地されています

…コレだと工事費用は自治体に負担させる事が出来るとか?
つい要らん勘繰りを巡らせてしまいましたが。


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そして地図アプリで航空写真を表示したら、鉄橋の跡らしきモノ
確認出来ましたので、ソレも実物を探してみます。

…流石に渡れないでしょうが、出来るだけ近づいてみましょう

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…ってか自分でやってて「線路跡に勝手に立ち入るってどうよ?」
とは思うのですが、何の注意書きもナイし地元の皆さんは明らかに、
畑のあぜ道
みたいな感じで使ってるっぽいし…あまり気にしない事に
しましょう。

鉄橋部分は勿論、フェンスでガードしてありますが、何かのロケに
許可を取ってなら使えそうな気がします。
…アレだ、「砂の器」で本浦親子が放浪するシーンとか。

そうこうするうち、途中駅の跡地のようなモノが出てきました。

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三河御船という駅だったようです。駅前が小さな公園のようになってて、
ホームと屋根なども残っています。 ココでまた航空写真と比較して…
先程のホーム上の画像が、地図上に「A」で表した視線。

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「B」が前方の踏切跡の部分です。 4本の四角い道路に囲まれた土地
だから、このように箱庭と言うか、撮影セットのように残ってしまった
でしょう。面白い例かも知れません。

ただ、駅舎のナイ小さな駅ですので、三河広瀬のように地域交流の場
に転用される事もなく、イイ具合に廃れてる感じでした。

という事で、更に先に進みますと、道路脇の空き地変わったモノ
発見しました。

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…田舎によくある、野菜の無人販売所営業してるようには見えない
のですが)だと思うのですが、軒先に駅名票が下がっています
ドコかで貰ってきた感じ?

猿投は現在の三河線の終点として実在する駅ですが、字体から見て
昭和中期の感じでしょうか。左側の平戸橋も現存してます。で右側が
三河御船だから、まさにココから先が廃線区間と言う事になりますね。

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そしてずっと田園風景だった廃線跡が、途中から一変して住宅地に
変わります。元々が住宅地の真ん中を割るように走ってたんでしょう
が、地図上の「A」と「B」の間だけは線路が残ってます
…右が「A地点」の風景ね。

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「B地点」から先を見ると、線路の真ん中に架線の終端となる架線柱
がどーんと立っており、車止めも見えます。

アレから先現在も使われてる線路って事か。恐らく入れ替えなど
使う引き上げ線なんでしょう。そして次の踏切から見えるのが現在の
猿投駅
急に近代的になるのが笑えます。

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という事で、ようやく猿投駅に到着し、気分的にも「繋がった」感じで
何となく安心出来ました。 …目が細いのは眩しいからなんですが。

名鉄三河線こんな郊外の区間って元々は何の縁もなく、現役時代
には
乗った事すらなかったんですよ。「たまたま見つけた」というだけで
気になって調べてみたんですが、結構面白くて親近感が持てました

恐らく数ある廃線跡の中でも、カナリの区間で線路が残ってる
思われますので、ある意味「初心者向け」かも知れませんね。



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