2019年6月、木村鉄道の社員旅行の一区間として観光列車「ろくもん」
に乗車しました。
同列車はしなの鉄道の観光列車ですが、JR長野駅から発車します。
名古屋行きの特急「しなの」と並んだ電光表示が何となく誇らしげに
見えます。上田方面から来ての折り返し時間が20分ほどありました
ので、ピカチュウ親方は駅弁を買い出しに行きました。
…私も何か買っておこうかな?とは言え昼食のそばで腹一杯なので、
ビールの他は軽いつみまにしておきましょう。つるぎさんの情報に
よると、車内でも何か買えるらしいですし。
同年で運転5周年になると言う、同社の観光列車「ろくもん」は、
基本的には金曜〜月曜の運転で、長野〜軽井沢の片道コースの他、
姨捨駅からの夜景を鑑賞出来るナイトクルーズもあるそうです。
…車両はお馴染みの115系ですが、水戸岡デザインで大幅な改造が
施されており、シックな雰囲気の装いになってますね。
「ろくもん」は真田氏の旗印である六文銭からの命名でしょう。
3両編成のうち2号車と3号車が、食事つきプランのお客さん用の
車両で、何れもカウンターか個室のハイソな内装になってました。
…既に客入れが始まってましたので、画像はヤメておきましょう。
我々の車両は食事の提供を前提としない解放タイプの1号車です。
ココを貸切にして頂きました。
該当する列車「ろくもん2号」で出るお料理は和食の懐石コースで、
軽井沢までの運賃を含めて14,800円になりますから、流石に手が
出なかったモノと思われます。
…まぁ木村の社員旅行の状況を考えるに、大人しく座って懐石料理
を堪能するタイプの団体ではナイ事は一目瞭然でしょ。
料理や高級なお酒を楽しみたい場合は、個人で参加する方がイイわ。
その1号車には、お土産品を扱うサービスカウンターと子供さん向け
に木のボールを満たしたプールがあります。
…サービスカウンターは後で何か買いに行くとして、木のプールは
嫌な予感しかしないワケですが、どうなります事やら?
そんな感じで定刻にJR長野駅を発車。観光列車「ろくもん」の旅が
始まっております。
前日に見れなかった台湾カラーの編成が、長野駅に停まってました。
ぺきだいちさんのブログを見るに、1日目の集合時、私ももぅ1本早い
列車に乗ってたらコレに当たってたであろう事が推測出来ます。
ソレにしても、2日目は終日雨の天気予報だったのに、見事にイイ
お天気になりましたね。山並みがスゴくキレイです。
…晴れ女のつるぎさんが社長(雨女)を駆逐したのだと思ってます。
そんなつるぎさんは、上品なお弁当を仕入れてきてワインですね。
…2年に一度軽井沢で行われると言うDEENのコンサートの常連さん
ですから「ろくもん」にも何度か乗ってるらしく、流石に慣れてますな。
ピカチュウ親方はまたボリュームのありそうなのを仕入れてきました。
…てかこの品目だとアイスクリームが先になるのは必至ではナイ?
篠ノ井を過ぎると千曲川を渡り、上田盆地に入ります。…てか戻って
きました。今回はコノ辺を何度も行ったり来たりしてる感じですが、
お天気が違うと景色も違って見えますね。
…遠景に白く続く高架線は長野新幹線でしょう。開通前の信越本線を
よく知らないってのは、我ながら些か残念です。
車内販売のお姉さんに勧められた日本酒は、ワインみたいにスッキリ
した口当たりでした。…試飲かと思ったらしっかり有料でしたが、特に
差し支えありません、払いますよ。
サービスカウンターで買ったオリジナルのチョコナッツをアテにビール
も頂いております。大きな予定としてはコレで最後だし、もぅ一泊する
から運転の心配もしなくてイイのです。
ココ最近、社員旅行は施設見学が多かったので、観光列車は久し振り
かも知れませんね。どっちも捨て難い楽しみ方だと思います。
前日に戸倉駅で見た和太鼓の演奏も、少し楽しみにしてたのですが、
上下で停車時間が異なるようで、すぐに発車でした。ソノ代わりココ
で長めに取ってあるのでしょう。
…酒類は充実してますがアテが枯渇気味なので、橋上駅舎にある
コンビニまで買いに行ってきます。
ココでは「甲冑駅長」のお出迎えがありました。また数は限られますが
陣羽織状の衣装(社長が着てるやつ)を貸して貰える場合があります。
…駅弁を食い終えて満足したのか、ピカチュウ親方が木のプールで
昼寝してます。
基本的に子供用ではあるのですが、木のボールが足の裏や背中の
ツボに当たって気持ちいい。…みたいな中高年向けの楽しみ方も
あるかも知れません(貸切時に限る)。
そんな感じで駅の皆さんに見送られて発車。
…社長はサインを書いて渡して来たようですが「ずっと来たかった」
か 「最高に幸せ」か、大抵はよく似たコメントだなと思ったりもします。
そして各種サインが客の目に付く所に展示されてる場合、次に行った
時に何故か「来てる筈なんだけど見当たらない」のがパターン。
…他のタレントさんのはよく見かけるんですが。ふむ。
ともあれ上田駅ではアップルシードルを買いました。…しかしコレが
昔ながらの王冠で閉じてある瓶でさ、お洒落に水戸岡化された窓枠
には栓抜きがありません。
歯で開けるとか色々と考えたんですが流石に無理が大きく、サービス
カウンターへ持って行ったらお姉さんが快く開けてくれました。
…栓抜きが用意してある事にも驚きです。
続いて観光列車「ろくもん」は続いて田中と言う駅に停車しました。
ココは何かのイベントがあるワケでもなく、時間調整のためでしょう。
「田中」と言う駅が全国でココだけと言うのは意外ですね。日本人の
苗字としては有り触れたモノですが。
…社長はココで列車をバックに記念写真を撮り、実際の運転士さんに
制帽を貸して貰って喜んでましたが、それ別のおばさんグループも
やってたから。特別な事ではナイようです。
そんな感じで続いては観光地としても有名な小諸です。
…新幹線が来なかった(佐久平に持って行かれた)のは不運なのかも
知れませんが、在来線情緒が感じられる駅として残ったのは、私は
イイ事だと思います。
先述のように小諸周辺は駅ノート設置駅が狭い範囲に固まってます
から、いつかソレに特化した旅で来てみたいと思ってます。
所で長野駅を出発した時から気になってたんですが、観光列車
「ろもくん」にも多用されているこのマークは、真田氏の家紋の1つ
でもあった「州浜」と言う紋だそうです。
…フロアマットとか、反対側からでも見れる物に使われるとコレが
「隠れミッキー」に見えて仕方ありません。余計なお世話かも知れ
ませんが、知識のナイ人なら確実に間違うでしょうね。
小諸駅はメインだった信越本線がしなの
鉄道に移管したので、駅そのものも同社
の管理です。
…ソコにJR東日本としては小海線が
乗り入れてる事になるのでしょう。
だから青春18きっぷで入場すると、しなの
鉄道の改札印が捺されるんですよ。
小海線沿線も駅ノートが割とあるし新しい
観光列車も走ってます。
久し振りに乗り鉄でも来てみたいかな?
…もっと近かったらラクなのに。
社長を含む木村社員の殆どは、
駅の方の案内で駅前の庭園を
見学に行きました。
…ウチ専用ではなく「ろくもん」
全体のイベントのようですが。
私はそこそこ酔いが回って疲れた
のでパスします。ついでにホームに
あったブロンズ像で謎の記念写真。
小諸を出たら、いよいよ軽井沢。今回の旅の最終区間ですな。
…昼寝してる川副さんの前に、私が飲んだ酒類の空き容器を並べて
みました。「そう言う場合」も時々ありますが、今回は飲んでらっしゃい
ませんので念のため。
折角なので(何が?)ピカチュウ親方の「旅のしおり」に落書き。
…そう言えば「ろくもん」には感想ノートは存在しませんでしたね。
やはり下描きが出来ない環境だと雑になります。次回から最低限の
お絵描き装備は持って行く事にしましょう。
車窓の左手には浅間山が見えてきます。
…しかしさっきまで無駄にイイお天気だったのが、何故か曇ってきた
もんで、頂上付近が隠れてしまいました。
右がアテンダントのお姉さんが見せてくれた「晴れた時の写真」。
…建物の写り方からして、ほぼ同一地点からの風景だと思われます。
視界がイイ時は「ハート型のカルデラ」が確認出来るそうな。
そんな感じで終点の軽井沢に到着。観光列車「ろくもん」の旅は
ココまでです。
団体旅行と言う楽しさはあったものの、やはり何か物足りない。
…もし次の機会があるなら、個人的に料理の出るコースで乗りに
来たいと思います。
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