2017年5月、貧乏なので「近場でネタはナイものか?」と考えた和歌山県
の加太の旅です。新今宮から南海本線の「特急サザン」で和歌山市に 到着。加太線に乗り換えです。
…ココは最近「加太さかな線」という愛称が付いたようですが。
単線の鄙びた電車に乗る事約20分、終点の加太に到着です。
乗り潰しでは勿論ココも乗車済みですが、ソノ時は全く観光せずに
トンボ帰りしたので、今日は短時間だけど色々見てみよう。というのと
顔出し看板にもある新しい観光列車が目当てです。
…「めでたいでんしゃ」と言うそうな。
一応は運用が決まっており、日ごとに南海電鉄のHPで告知されてる
のですが、往路はイイ時間のがナイので復路で乗る事にしましょう。
という事で加太では淡島神社に参拝し、参道のお店で海産物をアテに
飲んだくれ、付近を散歩しつつ駅まで戻ってきました。
加太の港も猫ヨシヨシ状態だと聞いたのですが…コレまた空振り。
最近ハズレが多いですね。
辛うじて駅まで戻る途中の集落内で何匹か見かけましたが、コノ程度
なら普通の住宅地にも居るでしょ?「猫ヨシヨシ未満」とします。
…観光地の猫ではナイので、近寄ると普通に逃げられました。
そんな感じで加太駅に戻り、帰りは
お目当ての「めでたいでんしゃ」に乗る
のですが…朝から飲みっ放しなのと
イイお天気が相まって、駅前のベンチ
で昼寝をしてしまい…何本か乗り
過ごして気が付いたらカナリ夕方…。
1編成しかナイので運用が限られる
のです。陽の長い季節で助かりました。
何とか明るいうちに乗れましたね。
…7100系という比較的古い車両ですが、昨今のラッピング技術で
キレイにリニューアルされておりました。
ちなみに予約や特別料金は要らず、単に一般の普通列車に混じって
運用されてる感じです。
平日は日によって運用が変わるので、日ごとの情報は南海電鉄のHP
で確認出来るのですが、ココまで寝坊したら意味なかったな。
…「めでたい」だから鯛をモチーフにしてあるのでしょうが、鯛というより
鯉のぼりに見えない事もナイ。
では加太の最後は、この「めでたいでんしゃ」で和歌山市まで帰る事に
しましょう。…乗ったら早速に車内を見てみます。
…観光列車とは言え、片道20分程のローカル線を他の車両に混じって
普通列車としてランダムに運用されてるモノなので、特別な構造でも
ナイし車内販売などもありません。まぁ雰囲気を楽しむモノなんでしょう。
製造は昭和48年か。やはり元はソレなりの中古車ですね。
…吊革は魚の形をしたやつとハート形のやつ…見た目としては可愛い
ですが、実用的にはどうなんでしょう?掴みにくそうではあります。
加太線とて通勤時間帯には立ち客も出るんでしょうね。恐らく日中の
ヒマな時間帯を選んでの運用になってるのだと思われますが。
そして広告スペース…中吊り部分にあるシースルーの「のれん」みたい
なヤツは、恐らく波を表してるのでしょうね。
ドア横には1両に1箇所、木彫りのレリーフがあります。1つはお雛様。
やはり淡島神社に因んだモノか?
そしてもぅ1つが鯛。…ウロコの1枚がハートの形なんですね。
「さわるとめでたいことが大漁にやってくるかも?」と、至極無責任な事が
4か国語で書かれています。
…折角だから「鯛ヨシヨシ」しておきました。猫は空振りだったからね。
という事で、低予算で行ける隙間企画ではありましたが、イイお天気で
気持ち良かった加太の休日でした。…すっかり暗くなってるけど。
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