2015年2月、木村鉄道社員旅行の翌日「折角高知に来たんだから」
という事で、以前から気になってたキハ0系こと鉄道ホビートレイン
に乗りに行く事にしたんです。
たまたま同じ発想をした松井さんも、四国内をほぼ一緒の行路で回って
帰る事になり、今回は2人旅です。
という事で窪川までは特急「しまんと」でワープ。前日に見れなかった
イイ天気の海岸線を眺めつつ、窪川に到着。
…何度も来てしまうと遠く感じないから不思議ですね。
暫の待ち時間がありますので、2人して
駅前などを散策。…何もナイのですが。
コレの発着駅なだけに、ポスターの数も
半端ありませんが…「3.15デビュー」
というのは、去年の事だわな。
しかしまぁ、コレだけ話題性のある車両
を四国でも一番乗りにくいような所に
走らせてると言うのが何とも…。
やはり「乗りたかったらココまで来なさい」って事ですよね?そして
ソノ通りにワザワザ来る者が居るというのも事実。…上手い商売です。
ホビートレインとしてはもう1つ、以前に乗った海洋堂のモノがあり、
臨時の「しまんトロッコ」と合わせて「予土線3兄弟」と言うそうな。
「トイレって車内にありましたっけ…ぁ、ナイと書いてあるわ。」という事で、
乗る前にはトイレも済ませておきましょう。
…全区間を乗ると片道2時間以上
かかるのにトイレがナイというのも
考え物ですが、途中駅の長時間停車
で何とかなったりするからイイのかな?
と言うか、さっきから側線に待機して
ますよね。コレが実物ですか!
細部の観察は、入線を待ってからに
しますが…やっぱり面白い形ですな。
何だか凄く楽しみで、約40分の待ち時間が矢鱈と長く感じましたよ。
さて鉄道ホビートレインですが…先程の側線から乗り場に移動してきた
ようなので、近くで細かく観察してみましょう。
…窪川方向のエンドに、例の「0系顔」が取り付けられています。
もう微かな記憶しかありませんが、丸みの感じは本物に近いんじゃ
ナイでしょうか?…スカートが少し短いかな。
宇和島方向は「絵で描いてあるだけ」
ですね。願わくば両方に「0系顔」を
付けて欲しい所ですが、何でダメなの?
…コストの問題もあるだろうし、
他の車両と連結出来なくなるから?
まぁ確かにコノ状態だから「3兄弟の
3重連」のネタも実現したワケですが。
今回は窪川から宇和島に向けて乗るので、「0系顔」の方は後部になり
ますね。…気になる「中身」はこんな風になってました。
まぁ窓の高さが圧倒的に違うから、上半分はカットして…何と言うか
オーバーオールの吊りパンツみたいな感じ?
勿論、本物は外から見れない状態ですが、新幹線の前照灯というのは
尾灯と兼用になってますわな。こちらもソレが忠実に再現されてるモノ
と見ました。
そんな感じで、新幹線とは思えない爆音と振動を伴い発車。
■窪川1004---宇和島1217 普通4819D キハ0系×1両
…ぁ、そうそう。
当日に確認出来なかったのですが、警笛ってどうなんでしょう?
この時は「0系顔」の方が後ろになってるので普通のモノでしたが、
ココまでやったんなら警笛も新幹線っぽい「プァーン!」という感じの
に換えたら完璧なのになあと。
…私が知らないだけで、もしかしたらそうなってるのかも知れません。
ご存知の方があれば教えて下さい。
揺れが激しいもんで傾きましたが、川奥信号場を越えて今日は予土線
(左方向)へ入ります。
会社が違う(土佐くろしお鉄道を挟む)という事は、初乗り運賃の区間が
連続するという事で…窪川〜家地川の運賃が異常に高くなるのが、
運賃表で確認出来ますね。
…宇和島行きだと後部になる「0系顔」
を車内から見た図。
視界確保のため、いわゆる「光前頭」の
部分はメッシュ構造になってます。
本来は、こっちが前になるのが正方向なんで
しょうが、逆向きだと「見た目の間抜けさ」
がアップしますわな。
…そんな感じで、続いては車内の紹介に
参りましょう。宇和島まで2時間と少しですが、
飽きずに過ごせて楽しいですね。
続いては内装の方を見て行きましょう。
平日とは言え、結構な乗車率なので(そもそも本数が少ないから集中
する)全体的な構図が撮りにくいのですが…
座席モケット、床、カーテンなどがオリジナルに取り替えてあります。
そして「乗車記念」のコーナーがコレ。
4人分だけですが、0系の転換クロスシートがそのまま取り付けて
ありました。例の「小さいテーブル」も健在ですね。
既に別の乗り鉄さんが座ってましたが、「あ、どうぞ。」って感じで
荷物を避けて下さいました。
…今から考えると、新快速よりも狭くて粗末な座席です。
で、こんな小さなテーブルでも駅弁を食べたりトランプで遊んだり
してましたが…ノートパソコンは無理だわな。
再生品として実際の車両に使われてる例としては、九州のキハ31とか
北海道のキハ54でも見ましたが、コレはモケットまで当時のままです。
ドコで探してきたんでしょ?よく残ってたもんだと思いますが。
海洋堂のホビートレインでは各種のフィギュアが飾ってあった部分は、
当然に鉄道模型ですね。…しつこいけどカナリ揺れるのでブレました。
時々展示内容が変わるようでコノ時は「四国目指す列車」というテーマ。
「瀬戸」「鷲羽」など、昭和の夜行列車が並んでます。
…但し書きとして、全て「○○をイメージした編成」とあります。
恐らく展示スペースの都合で、フル編成にすると収まらないのでしょう。
揺れても大丈夫なように、レールと車輪は接着剤で固定してありますな。
最新型のN700系と、キハ0系との比較…海外のスーパーモデルさんと
社長(木村)が並ぶとこんな感じかも知れません(猫殴)。
…ぃゃ、体格の差の事を言ってるだけで、どっちがイイとかのハナシでは
ありませんよ。寧ろ私は「低身長萌え」ですが。
そして、運賃表の最下段には、東京から新大阪まで、開業当時の駅名が
並んでました。
東海道新幹線って、車両の性能は向上したものの、駅の数が増えたから
「こだま」の所要時間は昔と殆ど変わらないんですよね(待避も多いし)。
ちょっと調べてみましたが、東京から岡山・高知を経由して宇和島まで
乗ると、普通運賃が12,000円台(計算が私には難しいので細かくは
不正確)の感じです。
デジタルの表示が4桁までなのよね。出来るモノなら表示してやれば
面白いと思うんですが。
そんな感じで列車は蛇行する四万十川に沿って、ノンビリと走ります。
…面白駅名として有名な「半家」…。
停車位置が、駅名標をカナリ行き過ぎた位置だったので、乗り鉄の
皆さんが写真を撮るべく後方に固まってしまいました。ぁ、松井さんも。
そんな感じで江川崎に到着。ココで海洋堂のホビートレインと交換です。
…思いっきり人が被りましたね。
日本一暑い駅」でしたっけね?
坪尻と同仕様の「らぶらぶベンチ」が設置
されておりました。コレは以前には無かったと
思います。
と言うか、海洋堂の方は長時間停車ですが、
こっちの到着を待ってのダイヤなので、
そんなに長くは停まりません。
…トイレに走る人が多数ありましたが、
ソレで時間の殆どを消費する感じでした。
続いて吉野生でもカナリ長めの停車です。…ココは「しまんトロッコ」
が運転される時に交換駅となるようですが、今日は平日でナシ。
跨線橋のある駅なので、ホビートレインを上から見てみましょう。
乗り鉄をしてる分には「外からの見た目」がよく分からんのですよ。
のどかな周囲の風景とも相まって、間抜けさが際立ちますね。
恐らく、プラレールの先頭車(動力車)だけが走ってるような感じ
だと思われます。
…尚且つ後向きだから、電池を逆に入れちゃったようなもんか?
…最近は新幹線の車両もバリエーションが増えましたから、N700系風
とかE5系風とか、シリーズ化したら面白いでしょうね。
そして0系が出来た当時は画期的だと言われたスカートの排障器…。
…ソレだけ隙間があったら意味ナイでしょ?
と言うか、中身が本物ほど頑丈に出来てるとも思えませんが。
という事で鉄道ホビートレインの旅は、まだまだ続きます。
段々と山間部から抜けて、人家が多くなってきた感じですね。
足湯のある事で有名な松丸駅の近くに、松井さんの学生時代の御友人
の実家があるそうな。
当日も車内で「近くまで来たよ」みたいなメールを打ってました。
…コノ人のツイートを見てると、学生時代の友人だの知人だの(に会い
に行く話)がよく出てきますが…凄い広範囲なんですよね。
友達の少ない私やからすると羨ましいハナシではありますが…
全部が男性とは限らないでしょ?
…中には1つぐらい、色っぽい話もあったりなんかして?
…そんな感じで北宇和島です。ココで予讃線と合流。と言うかココが
予土線の起点になるんですかね?0キロポストがありました。
ココから宇和島までは重複乗車になる区間です。…このケースは
大して珍しくナイでしょう。五稜郭〜函館なんかもそうか?
普通列車同士(予讃線と予土線)はココで交換するダイヤになってる
ケースが多いらしく、すぐの乗り換えで伊予市方面へ行く事も可能です。
加えて、ココから宇和島までを重複で乗っても、改札を出なければ一枚
の乗車券で済むそうな。…でも時間があるんなら外へ出たいですよね。
という事で宇和島に到着。…まさかこんな遠くまで2回も来るとは思い
ませんでしたが。
というかさして遠く感じませんよね。明らかに距離感覚が麻痺してます。
聞きしに勝る「鉄道ホビートレイン」の旅、行路としては2度目ですが、
新たな発見などもあって楽しい旅でした。
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