2014年3月、四国は愛媛県を走る伊予鉄道の乗り鉄にやってきました。
伊予鉄道と言えばメインは路面電車ですが、変わった観光列車も運転
されています。…道後温泉駅から次に乗るのがコレ。
復元された「坊ちゃん列車」です。
…よくは知りませんが、夏目漱石の
小説「坊ちゃん」の中に登場する
軽便鉄道みたいな汽車について、
主人公が「マッチ箱のような列車だね」
と言及してるシーンがあるんですっけ?
以前からソノ存在は知ってましてが、
動力が何なのか気になってたのです。
まさか蒸気じゃナイでしょうが、全区間が電化されてるんだから電気
なのか? そう言えば客車部分に集電ポールみたいなのが付いてるし…
直に見てディーゼルと分かりました。
「キュルルルル…ブオン!」って
感じで起動してたし。
見た目はレトロな蒸気機関車ですが、
意外とハイテク装備。
死角を補うカメラ&モニターが
多数設置されてるようです。
という事で乗車。先程のフリー切符で、
1回のみ乗車出来ます。
早朝だし中心部へ向かう「上り」の列車なので、他にお客さんは
ありません。貸切ぃぃー!
客車も当時のモノを忠実に再現したようです。
…しかし走ってるのは現代の街中。このミスマッチが何かスゴいね。
観光案内も出来る車掌さんが乗務してましたが、客が私1人なので
ヒマなのか、色々と丁寧に解説して下さいました。
都会の真ん中でディーゼル機関車を走らせるのに、色々と苦労も
あったようです。 写真を撮らせて頂きましたが、「恥ずかしいので」
って事で掲載不可。残念ですね(棒読)。
中心部へ戻ってくると、 松山城が見えます。
市内電車はコノ松山城を、ぐるっと囲む形で路線が作られています。
…路面電車と城跡(天守閣が残ってるもの)が両方ある町って
ドノぐらいある? 何か「セットな風景」な気がして仕方ない。
似合いますよね。
そんな感じで先程の松山市駅に戻ってきました。 件の車掌さんが
「機関車の方向を変える作業をしますんで、良かったら見て行って
下さい。」と教えて下さったので、見学して行きましょう。
@ 機関車の連結を外す。
A 機関車を渡り線の真ん中に停め、
車体に装備されてる油圧ジッャキで持ち上げる。
B そして人力で回転(その程度の重さらしい)!
C 客車も渡り線を使ってスイッチ
バックで人力移動(その程度の略)。
D 客車、機関車を出発側のホームへ
回送して連結。
で完了。 …なるほどー。
新しい路面電車と並ぶ光景も、なかなか
シュールで面白い。
名物観光列車と珍しい光景を見て満足した後は、 再び電車による
乗り鉄に戻りました。
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