会津若松から下今市まで、(直通運転だけど)4社の路線を乗り継いだ 旅も終わり、JRで宇都宮まで戻ってきました。…ココで思いつき。
まだ帰るには早いし、折角だからもう一箇所という事で、以前から 気になってた烏山線の新型電車「アキュム」を見に行く事にしました。
…但し、全区間を乗ってると遅くなるので、東北本線からの分岐点である 宝積寺から宇都宮までとします。
という事で宇都宮から黒磯行きの電車に乗って、宝積寺で下車。…初めて 改札を出ましたが、個性的な天井の通路ですね。学校の音楽室みたい。
現在(※2015年4月)全部で14往復の烏山線のうち3往復が「アキュム」 なようです。…列車番号の末尾が電車の「M」なので、すぐ分かりますね。
…コンコースには精巧な模型が展示されていましたが、以下私の適当な イメージによる「アキュム」の解説。
@ 電車なのに非電化区間も走れる。 A それは高性能なバッテリーを積んでるからである。 B 但し、その前に電化区間を走って、充電しておく必要がある。 C 折り返しの非電化区間の駅にも、充電設備があればベスト!
…詳しくは知りませんが、烏山線が以上の条件にピッタリなようで、 試験的に運転が開始されたという事でしょうか。
Cに関しては、導入以前に烏山線に乗った時、丁度ソノ充電設備を 作ってる途中の状態だったんですよ。
…何かアレですね。スマートフォンが普及して、従来品よりバッテリー の減りが早くなったもんだから、行く先々でコンセントを借りてる人の
イメージだわ。ある意味、現代的と言えば現代的ですな。
従来の烏山線の気動車は2枚扉、東北本線の普通列車は4枚扉なので、 「3枚扉」というのが両方から見て変則的なモノとなり、電光掲示板の 乗車位置を見ても「アキュムが来る」という事が分かります。
…と思ったら、ローマ字表記に切り替わる一瞬だけ「アキュム/ACCUM」
と表示が出たわ。
そんな感じで、ホームにもオリジナルの乗車位置表示がありました。
程なくして、見慣れたような見慣れないような外観の車両が、 殆ど音もなく滑るように到着。 …コレが「アキュム」の実物なのね。
では早速、乗車してみましょう。到着する時の音がホントに静かなんです。 自動車で言うとハイブリッド車が発進する時みたいな感じです。
そしてココからが電化区間ですので、パンタグラフを上げて走ります。 …動画ではありませんがソノ瞬間を撮る事が出来ました。
…コレ見よがしに、随所にロゴが入ってますが、近鉄のVVVF車なんかも、 最初は専用のエンブレムがありましたよね。
車体は209系に近い細身のタイプです。車両限界の関係?まぁ試作車だし。
車内は今時の東日本の通勤電車としてオーソドックスな感じ。
EV-E301系って言うんですか。…301系ってば私らの世代は、 地下鉄東西線の乗り入れ車両の事ですが…勿論アレはもう残って
ナイんでしょう。開発と製造にカネが掛かったと聞いてます。
走ってる感じとしては普通の電車ですが、東北本線内だからね。 …もう一歩足を延ばして、烏山線内も体験出来たら良かったかな。
そんな感じで宇都宮駅に戻ってきましたので、反対側のホームへ行って、
さっきは見れなかった床下を見てみましょう。 …コレがその高性能なバッテリーですか。
昔から、乗り物の動力に蓄電池を使うのは、重量が嵩みすぎて不利 であるとされてましたが、ソレだけ小型でも大容量のモノが作られるように なったという事ですかね?…詳しい事は分かりませんが。
実用化されるとしてら、烏山線以外にドコがいいのかな?
東日本だと、津軽線の蟹田から先とか…ぃや、本数が少なすぎて 三厩に充電設備を作るコストの方が勿体無いか。…とか何とか、 勝手に考えるのも面白いもんです。今後の展開が期待出来ますね。
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