全国「ネタ列車」乗車報告 #010
Train Reports #010

 鉄 道 会 社  列  車  名  乗 車 区 間  乗車年月
JR東日本 新型電車「アキュム」 宝積寺→宇都宮
2015/04
烏山線に試験導入?されている新型電車「アキュム」。充電したバッテリーで非電化区間も走れるスグレモノだとか?




会津若松から下今市まで、(直通運転だけど)4社の路線を乗り継いだ
旅も終わり、JRで宇都宮まで戻ってきました。…ココで思いつき

まだ帰るには早いし、折角だからもう一箇所という事で、以前から
気になってた烏山線の新型電車「アキュム」を見に行く事にしました。

…但し、全区間を乗ってると遅くなるので、東北本線からの分岐点である
宝積寺から宇都宮までとします。

20150528b.JPG 20150528c.JPG

という事で宇都宮から黒磯行きの電車に乗って、宝積寺で下車。…初めて
改札を出ましたが、個性的な天井の通路ですね。学校の音楽室みたい。

20150528d.JPG 20150528e.JPG

現在(※2015年4月)全部で14往復の烏山線のうち3往復「アキュム」
なようです。…列車番号の末尾が電車の「M」なので、すぐ分かりますね。

…コンコースには精巧な模型が展示されていましたが、以下私の適当な
イメージによる「アキュム」の解説

@ 電車なのに非電化区間も走れる
A それは高性能なバッテリーを積んでるからである。
B 但し、その前に電化区間を走って、充電しておく必要がある
C 折り返しの非電化区間の駅にも、充電設備があればベスト!

…詳しくは知りませんが、烏山線が以上の条件にピッタリなようで、
試験的に運転が開始されたという事でしょうか。

Cに関しては、導入以前に烏山線に乗った時、丁度ソノ充電設備を
作ってる途中の状態だったんですよ


…何かアレですね。スマートフォンが普及して、従来品よりバッテリー
の減りが早くなったもんだから、行く先々でコンセントを借りてる人
イメージだわ。ある意味、現代的と言えば現代的ですな。

20150528f.JPG20150528g.JPG

従来の烏山線の気動車2枚扉東北本線の普通列車4枚扉なので、
「3枚扉」というのが両方から見て変則的なモノとなり、電光掲示板の
乗車位置を見ても「アキュムが来る」という事が分かります。

…と思ったら、ローマ字表記に切り替わる一瞬だけ「アキュム/ACCUM」
と表示が出たわ。

20150528h.JPG20150528i.JPG

そんな感じで、ホームにもオリジナルの乗車位置表示がありました。

程なくして、見慣れたような見慣れないような外観の車両が、
殆ど音もなく滑るように到着。 …コレが「アキュム」の実物なのね。

では早速、乗車してみましょう。到着する時の音がホントに静かなんです。
自動車で言うとハイブリッド車が発進する時みたいな感じです。

20150529a.JPG20150529b.JPG

そしてココからが電化区間ですので、パンタグラフを上げて走ります。
…動画ではありませんがソノ瞬間を撮る事が出来ました。

20150529c.JPG 20150529d.JPG

…コレ見よがしに、随所にロゴが入ってますが、近鉄のVVVF車なんかも、
最初は専用のエンブレムがありましたよね。

車体は209系に近い細身のタイプです車両限界の関係?まぁ試作車だし。

20150529f.JPG 20150529e.JPG

車内は今時の東日本の通勤電車としてオーソドックスな感じ。

EV-E301系って言うんですか。…301系ってば私らの世代は、
地下鉄東西線の乗り入れ車両の事ですが…勿論アレはもう残って
ナイ
んでしょう。開発と製造カネが掛かったと聞いてます。

走ってる感じとしては普通の電車ですが、東北本線内だからね。
…もう一歩足を延ばして、烏山線内も体験出来たら良かったかな。

20150529g.JPG 20150529h.JPG

そんな感じで宇都宮駅に戻ってきましたので、反対側のホームへ行って、
さっきは見れなかった床下を見てみましょう
…コレがその高性能なバッテリーですか。

昔から、乗り物の動力に蓄電池を使うのは、重量が嵩みすぎて不利
であるとされてましたが、ソレだけ小型でも大容量のモノが作られるように
なったという事ですかね?…詳しい事は分かりませんが。

実用化されるとしてら、烏山線以外にドコがいいのかな?

東日本だと、津軽線の蟹田から先とか…ぃや、本数が少なすぎて
三厩に充電設備を作るコストの方が勿体無いか。…とか何とか、
勝手に考えるのも面白いもんです。今後の展開が期待出来ますね。



蔵部駅資料館に戻る
ブログ「新・駅長日誌」