2015年6月の木村鉄道社員旅行で乗車した、「フルーティアふくしま」の 報告です。
前日に福島県のあただら高原 岳温泉に 一泊した一行は、旅館のバスで郡山駅まで 移動。午前中に設定されている会津若松行きを貸し切っての乗車となりました。
改札を通って磐越西線ホームに降りると、 程なくして、我々の乗る「フルーティア ふくしま」が入線。
通常の普通列車に、 特別車両が併結されています。
かなり車齢の行っちゃってる719系が大きく
改造され、真新しい印象に変わってますね。
窓を埋めた部分に、お洒落なロゴがどーんと。
…コノ部分がカフェカウンターになります。
JR東日本は最近、コノ手のイベント列車、
殊に飲食物が提供されるモノを多く走らせて
ますから、関西圏に住む私としてはホントに
羨ましい限りなのです。
今日はソノ数少ない乗車の機会に当たり
ましたので、充分に楽しませて頂きましょう。
ではいよいよドアが開きましたので、続いて車内の案内から参りますね。
まず会津若松寄りの2号車から乗車。車番はクモハ719-701です。
…国鉄時代から、何となくサロンカー的なモノに700番台を振る習慣が
ありますよね。ちなみに、お座敷車両は800番台な。最近はソレも
崩れつつあると思ったら、こんな所で復活しましたか。
…隣のホームの12系客車の車番が目立ちますが、見るのはソコでは
ありません。
4人掛けのボックス席と2人掛けのソファ席が、それぞれ窓側を向いて
配置されており、各席には案内パンフレットと本日のメニューが
セッティングされていました。
木製のフォークとコースターは、記念品として持ち帰れます。
(食事用には別のモノが用意されています。)
そして隣の1号車が、カフェカウンターのある車両です(モデル=社長)。
…元が近郊型電車だとは分からないぐらいの完全リニューアルですね。
双方の車両とも、乗降ドアは運転席の直後のやつ以外は埋めてあります。
1号車にもカウンターに幾つか椅子がありますが、座席定員は設定されて
ナイそうな。だから純然たる食堂車という事になるのかな?
だから車番がクシ718-701!
「クシ」という形式は、やっぱり前代未聞のモノらしいですよ。
その「クシ」の前面から見えるのが、臨時列車「ELSLふくしまDC号」の
D51498…なんちゅう状況か?
頑張りすぎた鉄道模型みたいな印象ですが、見事な競演でした。
そんな感じで駅職員の皆さんに送られて発車。
前方に連結されている 普通列車とは、貫通扉で完全に仕切られています。…優越感だね。
■郡山0940---会津若松1054 普通1225M(フルーティアふくしま1号)
仙セン719系×6両
こう言う車両に乗ると、有り触れた風景も違って見えるから不思議です。
程なくして、スーイツと飲み物が配られました。
ケーキ類に使用されるフルーツは、県内産のを多用するとか、PR効果
も考えられています。
…ただ、車内はお洒落でも近郊型電車(のクモハ)だから矢鱈と揺れる。
そしてケーキのベースがタルト生地だから、意外に散らかるのが難点かな。
しかし雰囲気とも相まって、美味しく頂けました。
登場したばかりの車両だし、ツアー単位でしか発売されないモノですから
これこそホントに「いーだろー(笑)」の世界でした。
当時、デビューしたばかりの同列車を貸切で押さえて下さった、KNTの 川副さん、ありがとうございました。
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