2014年夏に乗り潰しで訪れた北海道。その4日目は 札幌から学園都市(札沼線)で新十津川へ行き、
そこから
滝川まで歩いて函館本線は特急ワープして 深川…で留萌本線の予定
だったのですが…
やっぱり前日からの台風の影響が出ましたよ。
特に沿岸部がヤバいらしくて、あっちこっちで運休が 出てます。何で乗り始めてから発表になるのか?
ツイッターで教えて貰った所
では「日高本線が終日運休 です。昨日に行っといて
良かったですね。」との事
だったんですが留萌本線にも
影響してきましたか…。
夕方になったら運転再開するにしても、夜に「形だけ往復」したって仕方ナイので今回は断念。
ホテルは動かすと面倒だから、当日の宿泊予定地の岩見沢宿泊は
固定して代わりにドコか行けないモノかと時刻表をひっくり返し… 取り敢えず特急ワープを旭川まで延長しました。
そして内陸部なら大丈夫だろうという事で、富良野線で美瑛まで
移動。 美瑛から「富良野・美瑛ノロッコ号」に乗車する事になりました。
まずは美瑛で途中下車。
流石にココは駅弁を売っておらず、
旭川でも5分の連絡という厳しい 状況
でしたから、駅前のコンビニで
昼食代わりにワインとアテを購入。
…富良野のワインと、ポテトチップスは
北海道限定でしょうか?
ジャガイモは美瑛産ですから、どっかで製造した
逆輸入品みたいな 事になるのよね。
ダイヤを見るに、朝夕の最初と最後が 旭川発着になる以外は、
美瑛〜富良野を ピストン輸送してるような感じですね。
殆どが自由席だから当日でもOKだし、 窓口で聞いてみたら
「ラベンダーも時期が 過ぎてますから空いてますよ。」との事。
ぇ、そうなんですか?
でも私にとっては、このぐらいの気軽さが理想的です。
…一番イイ季節が7月頃という事で、そのぐらいに来るのがベスト
なんでしょうが、 私は「混む」のが何より嫌いなんですよ。
やがて時間となりノロッコ号が入線です(富良野から戻ってきて
折り返します)。
■美瑛1304---富良野1354 快速9433レ 美瑛・富良野ノロッコ号
DE15なので眉間にラッセルヘッドの接続コネクター(でイイのか?)
が 見えます。ラッセルヘッドも同じ塗装だったら笑えますが。
ココから富良野行きのノロッコは機関車が最後尾、
客車の先端に運転席 だけが付いた珍妙な車両が先頭になります。 …形式は「オクハテ510」って言うんですね。
去年、初めて実物を見て驚いたんですが、オハの客車に運転席の「ク」と
展望車の「テ」を付けてオクハテ。
言ってる事は正しいんですが、他所で見かけないだけに違和感満載です。
トロッコが「のろい」からノロッコ号。…動きが遅い生き物のイメージ
なのか、サボには亀の絵が描いてあります。
間に挟まった3号車はバーベキューカーです。
コレだけが釧路(他は旭川)の
所属のようですが、残念ながらココでは バーベキューの営業は
してませんでした。
だから単にコンロのあるテーブルつきの席に座るだけ。
…早く乗れ?。じゃあ展望が効くだろうし、
より空いてそう(改札口から 一番遠かった)な
先頭車にしようかな。
ココでも、冬場の営業にも備えてストーブがありますね。
という事で、いよいよ発車です。機関車が最後尾にあるので、
「ガゴン!」っと 後ろから推される感じです。
季節は中途半端ですが、前方に見えるなだらかな丘陵とか、
写真で 見たのと同じ風景が広がってます。
「ノロッコ号」とは言いつつ、意外と速いぞ。
ホントに低速で走行する区間は少なかった
ように思うんですが、遅い所で 時速20キロ程度まで落としてました。
窓が開くと言うか、基本が開けっ放しなもんで、こんな構図でも撮れたり します。
推進運転はバランスが悪いので速度が出せないと聞いてましたが、 大丈夫なのか?
そんな感じで山間いを抜け… 臨時駅の
ラベンダー畑に到着。 ココで乗客の大部分が
入れ替わる感じでした。
貰ったパンフレットによると「ノロッコ号」
と リンクするように、沿線の名所や景勝地を 巡るバスが走ってて
途中駅で乗り換えたり も出来る仕組みになってるらしいです。
まぁホントは列車を降りて色々と見て
回る のがいいのかも知れませんが。
やはり、すれ違う列車から好奇の目で
見られますよね。…ちょっと快感?
という事で終点の 富良野に到着。約50分の乗車体験 でした。
…北海へそ踊り?
アレでしょ、腹に顔を描いてクネクネ しながら踊るやつ。
衣裳のイメージから九州のもんだと 思ってました。…はい、完全に熊本の
「おてもやん」と混同してましたね。
この後は、富良野から根室本線に乗り換え、映画「鉄道員…ぽっぽや」
のロケ地である幾寅駅を見に行き、岩見沢まで戻っての宿泊となりました。
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