2019年1月の事、阿佐海岸鉄道の駅ノートを探るべく四国へ渡りました。
その翌日、帰りに寄り道した小松島ステーションパークの報告です。
ココは国鉄時代、日本で一番短い路線として知られてた小松島線の
終点、小松島駅の跡地を整備した公園で、保存機関車や復元された
ホームがあると聞いて来ました。
本物の小松島駅は私が子供の頃に廃止されたので、ココに来たのは
初めてであり、ネットで画像を検索しても構内やホームの様子しか出て
来ないので、駅舎がどんな感じだったか分からないんです。
…看板なんかは本物の感じがしますね。割としっかりした梁で屋根が
構成され、ベンチやら改札のラッチを模した柵などが再現されてました。
保存機関車はC12 280号機です。
…やはり雨ざらしなので些か傷んでますが、調べてみると特に四国
とは縁がナイようで、SLの保存運動が盛んだった頃にドコかから
譲り受けて、この近くの図書館の敷地に置かれていたモノのようです。
客車が1両連結されており、形式番号
などはナイですがオハフ50型でしょう。
…こちらは私の世代だと高校生の頃
まで各地で走ってたので「保存する
には新しい」イメージです。
…こんな塗装は見た事ありませんが、
調べたら最初はオリジナルの赤色で、
何故かピンクだった時期もあるらしい。
…そんな感じで取り敢えずは、保存車両と廃線跡などに関してを先に
済ませましたが、来た時から気になってるのが猫です!
この公園を紹介したサイトやブログを断片的に調べたら、時々猫が
写り込んでるモノは見かけるものの、「公園に猫」って付き物ですから
当たり前の範囲だと思ってたんですよ。
…私の基準では2匹以上居て近寄っても逃げなければ「猫ヨシヨシ場
認定」なので、ココからはカテゴリーを変えて続ける事にします。
最初に会ったのが、このハチワレちゃんと黒ちゃんでした。
…1月の事ですが、イイお天気のホーム跡は暖かくて日なたぼっこに
最適なのでしょう。2匹とも舌をしまい忘れてますな。
鉄道のホーム(を模したモノですが)の高低差って、遊ぶのにも丁度
いいのかも知れません。
暫くして三毛ちゃんが登場。ココは機関車のサイドタンクの上ですが
黒いから熱を吸収して暖かいのかも知れません。…でも夏場は無理?
周囲を見回ってると、客車の下には明らかに猫用のお皿などがあり、
誰かがエサをあげてて猫たちの溜まり場である事が分かります。
…突発的な猫ヨシヨシに当たって、私にとっては珍しくラッキーです。
取り敢えず手近に居たハチワレちゃんを「アゴの下ヨシヨシ」。
…目つきは良くナイですが、取り敢えず逃げないのでOKかなと。
あ、もう1匹シャム風のフサフサちゃんが出てきましたね。…恐らく
ココまでの4匹が、今日のホーム跡地のレギュラーメンバーでしょう。
先程の黒ちゃんが何やら行動を開始しましたので、追跡してみます。
もはや私は「黒猫=ぱの」のイメージが強いんですが男の子でした。
…公園の中央部は多目的広場のようで何もない空間ですが、周囲は
歩道みたいになってて、うっすらと線路を模したペイントが残ってます。
ベンチで爪とぎ&豪快な「伸び」。…私は猫と住んだ事がナイのですが
飼い猫に「爪とぎはココでね!」と最初に教える時はどぅするんでしょ?
そんな感じで次に、隣にある「たぬき広場」に移動してみました。
…より海岸に近い方で、小松島駅跡地で言えば客車区や小松島港駅
があった区画に当たると思われます。
「金長たぬき」と名付けられたたぬきさんに関する昔話などが書かれた
案内看板がありました。…恩返し系のお話みたいですね。
のろが見たら嫉妬しそうな、巨大な金玉のタヌキさんの像があります。
タヌキの銅像としては世界一の大きさなんだそうな。まぁ外国でたぬき
の銅像ってあんまり見ないけどね。
他にも周辺に小さなのが幾つかあります。「おたけ」という女性名で
忍者の恰好だから「くノ一」なのか?
…先述の説明文では、たぬきが化ける技術の事を「化学=ばけがく」
と称してますね。同じ字でも化学反応とか酸とアルカリとかのアレとは
勿論別のモノでしょう。
たぬきの像ばかりヨシヨシしてても面白くナイので、続けて猫を探しに
行きますよ。
木陰にキジトラちゃんが1匹。…更に別の場所に、先程の黒ちゃんと
一緒に、左の子とは別個体のキジトラちゃん2号が居ました。
コレだけ居れば、なかなか賑やかなヨシヨシ場じゃないですか。
…黒ちゃんは丸くなってしまうと庭石にしか見えないけどね。
と思ったら豪快なL字開脚で身繕い。…猫ってのも体が柔らかくて
羨ましいもんです。
所でココの公園も、やはり「エサやり禁止」が決められてるようです。
…しかし何となく猫たちが集まってきたなー。という雰囲気の所へ、
ネコ缶を持ったおじさんが現れました。雰囲気を察知したという事は
毎日の事で学習してるのかも知れません。
確かに客車の下にもお皿があったし、他にも誰かがエサをあげてる
事は間違いナイと思われます。
…まぁ私は余所者だし、中国人がインスタ映え目当てでやってるワケ
でもありませんから、ココは好意的に見ておきましょう。
食事中に近寄ると「んにゃっ!」と怒られるケースが多いので、遠く
から観察してみます。たぬき広場側の子たちは来なかったから、ソレ
なりにテリトリーがあるのかも知れませんね。
…最後は食後のペロペロで〆ておきましょう。
そんな感じで、単に静態保存の蒸気機関車を見に来ただけなのに、
思いがけず猫ヨシヨシに遭遇し、こっちの方を長く取る結果になって
しまいました。…またこんな「突発猫ヨシヨシ」があるといいな。
|
|