訪問後に廃止された区間 #106
The trip for abolished railroads #106

 鉄 道 会 社  路 線 名  訪問年月  調 査 区 間  廃止年月
JR北海道 石勝線 夕張支線
2014/08
新夕張→夕張
2019/03
かつては日本一の炭坑路線として栄えた夕張線。…つくづく昭和中期に訪れてみたかった路線です。 




2014年夏の事、当時は必死乗り潰しを進めていた時期だったので
北海道青春18きっぷで巡る事が多く、ほぼ毎年「夏の恒例行事」
になっておりました。

…この時は岩見沢から室蘭本線追分まで南下して石勝線南千歳
まで往復し、夕張支線に乗るべく夕張方面へ向かいました。

20140916a.JPG20140916b.JPG 

この辺りは、駅や信号場のポイント部分シェルターで覆う構造
の所が多いですね。 …プラレールのトンネルみたいで可愛い?

再び交換列車の撮り鉄に挑戦。キハ283系ですね。
…コンパクトカメラではありますがトリミングで誤魔化せば何となく
ソレっぽい?という事で新夕張に到着。

20140916c.JPG20140916e.JPG

千歳から夕張方面へ直通する列車も多いのですが、今回はココで
乗り換え
です。ってかホームから見た駅舎…

阪急電車が停まってるのかと!

20140916d.JPGソレはさておき、新夕張は元々は
紅葉山という駅名で、追分から
全部が夕張線だったんですよね。

…昭和56年に帯広方面へのルート
としてココから新得までが開通し、
名前が変わったんだったかな?

駅名票は復刻版でしょう。当時だと、
こんなポップ体は無かった筈。

20140916f.JPG20140916g.JPG 

新夕張1156---夕張1222 普通2635D 札トマ キハ40×1両
…帰りは同じ車両が今度は千歳まで折り返すので、サボはこんな感じ。

20140916i.JPG所で夕張線と言えば私が真っ先に思い出すのが
東映の「新幹線大爆破」の冒頭近くのシーン
なんですが…。

詳しい事は割愛しますが新幹線を爆破するという
脅迫のデモンストレーションとして、時速15キロに
減速すると爆発する爆弾
が、夕張線の貨物列車
に仕掛けられるんですよ。

…で、清水沢〜鹿ノ谷の峠越えで必然的に速度が
落ちる
。連絡を受けた機関士たちは列車から飛び
降り
、台車が爆発した9600型(によく似た機関車)は
柵をなぎ倒し、線路脇の小屋に突っ込んで大爆発!

…今のようなCGのない時代に、よくこんな荒っぽい映像が撮れた
もんですが…色々とひっくるめて国鉄からは撮影協力が得られず
近くの北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道という貨物専用の私鉄
撮影されたそうな。

20140916h.JPG20140916j.JPG

そんな事を思い出しながら峠を越えてみましょう。…ぇ、長い?
速度はキハ40で時速40キロにまで落ちます

勾配票は見つけられなかったのですが、目測で25‰ぐらいかな?
確かにSL牽引の貨物列車なら15キロ割るかなあ。

…って、そこそこ混んでる車内でそんな事を考えてるのは恐らく
私1人
でしょう。

20140916l.JPG20140916k.JPG

…と、下らない思考も一段落したので、さっき南千歳で買った駅弁
頂きつつ終点の夕張に到着です。

ぁ、全く関係ナイですが「新幹線大爆破」と同時期の「国鉄非協力
ネタ映画」
としては「皇帝のいない8月」もオススメですね。

…ブルートレインの「さくら号」が、やっぱり大爆発します。
今時レンタル屋DVD置いてるかなあ?

20140917a.JPG20140917b.JPG

さて夕張駅ですね。
かつては日本最大の炭鉱であり、石炭の積み出しに賑わっていた
であろう駅ですが、今は単なるローカル線の終点になってしまってます。
…まぁ「残ってるだけでもラッキー」って事かも知れませんが。

広いヤードがあったと思しき辺りは、再開発されてホテルや商業施設、
駐車場などに変わったようですね。…ってか夕張市って、大きな施設
を作りすぎて財政破綻
しませんでした?

20140917c.JPG駅前には屋台村があります。…社長
ミカンとか色々貰った所だな。

繰り返しになりますが、社長の場合
「可愛い女の子の一人旅だから
であって、私らもで同じような接遇を
受けるかとうのは、また別の話ですよ。

季節柄、ココでもバイクで周ってる
皆さん
が多いようですね。

全線踏破を終えたら私も「LPガス車で北海道一周」とかチャレンジ
してみようなか?…道東あたりがキツそうですが。

という事で夕張線(あくまでコノ表記で通しますが)はクリアしました
…当時はまさか廃止されるとは思っておらず、近年になって始めた
駅ノート間に合いませんでした。

せめて近隣の観光地鉄道保存施設ぐらいは、後からでも行きたい
思っておりますよ。



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